今年販売のりんご収穫量や価格は?
――2026年販売のりんごの出来はどうでしょうか?
私たち農園の収穫量は例年通りでした。ですが、生産者の高齢化や離農の影響で全国収穫量は年々減少しています。
――価格はいかがですか?
2025年8月総務省の小売物価統計調査でりんご(ふじ)の小売価格が更新され、高値傾向が続いています。収穫量減少で需要と共有のバランスが崩れたことや資材高騰の影響で、2020年8月のコロナ禍以降最も高い価格になりました。
りんごは「お尻の色」をチェック!
――おいしいりんごを見極めるポイントは何でしょうか?
りんごは熟すにつれて緑色から黄色へと変わります。お尻の部分が黄色くなっていれば、食べごろのサインです。国内生産量5割を占めるふじは特にその傾向が高いですよ。
あとは冷蔵保存や、ラップやプラスチックで密閉して売られているかもポイントです。りんごも人間と同じように呼吸していて、呼吸で発生するエチレンガスを吸うと追熟し、果肉が柔らかくなりおいしくなくなります。冷蔵や密閉すると追熟を防ぐことができ、シャキシャキした食感を長く楽しめます。
――店頭での包装や保存状態も味わいに影響するんですね!
鮮度は大事ですね。収穫後の鮮度を保つ貯蔵技術も発展はしていますが、やはり収穫から早ければ早いほどおいしく味わえます。流通にかかる時間を省けるので、オンラインで生産者から直接買うのもおすすめですよ!
――りんごに蜜が入っているとおいしく感じますが、蜜入りのりんごの選び方はありますか?
蜜の入り方は品種によって異なります。ふじ、高徳、はるかは蜜が入りやすい品種です。でも実は、蜜はりんごの甘さに影響しないんですよ!最近の研究で、りんごの蜜には香り成分が多く含まれていることがわかりました。
また、「蜜腐れ」と言ってりんごは蜜から腐るため、貯蔵性は低いです。蜜入りは芳醇な香りで五感で楽しめますが、長期的に楽しみたいなら蜜を意識せず選ぶのが良いかと思います。
――自宅でどのように保存したら良いですか?
追熟を遅らせるために、りんごが呼吸できないようにしましょう。一個ずつポリ袋に入れたり、新聞紙に包んで冷蔵庫で保存するとおいしさが長持ちしますよ!

