頻脈性不整脈になりやすい人の特徴
一般には女性より男性が起こりやすいといわれますが、原因は多種多様であるため、一概には言えないかもしれません。
加齢や心血管疾患の既往がある中高年男性はリスクが高まります。Brugada症候群など一部はアジア人男性に多く遺伝的な背景もあります。ご自身の家系で突然死を起こした方がいたり、原因不明で死亡した方がいる場合には、特に注意が必要なことがあります。
不摂生な生活(睡眠不足・暴飲暴食・深酒・ストレス)は自律神経が乱れ、肥満が進むと血圧も上昇するため、頻脈を起こしやすい状態になります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病も不整脈の素因となりえると思います。
逆に言えば、生活習慣が整っている・管理されている方は頻脈性不整脈を起こしにくい傾向にあると考えます。
心臓の基礎疾患を持つ人(心筋症・弁膜症・心不全・Ebstein病など)
心臓に構造的・機能的な問題があると、不整脈の発生リスクが高まりますが、定期的に診察を継続していれば、頻脈性不整脈を未然に防げることもあると思います。
頻脈性不整脈を発症すると心電図にどのような特徴が現れる?
発作性上室性頻拍では、突然心拍が速くなり、QRS波は正常幅のものが多いです。
心房粗動では、心電図上「ノコギリ波(鋸歯状波)」が特徴的です。
心房細動では、P波が消失し、不規則なRR間隔、細かく揺れる線条(f波)が見られます。
心室頻拍では、幅の広いQRS波が頻拍で出現し、血圧低下や意識消失の危険があります。
心室細動は、心電図上で規則性のない細かい波が続き、生命に直結する状態です。

