父の協力のもと、全借金の詳細をまとめたリストを作ったアカリ。義実家の家族も含めた話し合いをへて、ウソを重ねて義母からも金を巻き上げていた修二の正体が暴かれる―――。
父の行動力に助けられる
実家の父の行動は早く、私にとって本当に心強いものでした。
「事実を突きつけて、逃げ道を塞ぐ。このまま逃げられたらたまったもんじゃない」
父は、私が集めた断片的な資料を整理し、修二がどこからいくら借り、誰に迷惑をかけているのかを1枚のリストにまとめました。
そして、運命の「話し合い」の日。 私の実家に、修二と義両親を呼び出しました。修二はまだ事の重大さを分かっていないのか「ご迷惑かけましてすみません~」と、軽いあいさつをしながら入ってきました。
父が用意した夫の悪事のすべて
「修二さんの借金がふくらんでいるので、まずは返済計画と……私たちの今後について話し合いたいです」
私が告げると、義母が割って入りました。
「ちょっとアカリさん、大げさすぎない?修二も反省してるんだし、夫婦で力を合わせて返してるんでしょ?親御さんも呼んで、一家の主に恥をかかせるなんてひどいじゃないの」
「ひどいのはどちらでしょうか」
義母の小言を遮った父は、分厚い資料をテーブルに置きました。 そこには、修二が私に黙って消費者金融5社から借りていた履歴、職場の同僚3人に書いた借用書のコピー、そして私のアカウントを勝手に使って売却した私物のリストなどが並んでいます。
「……え?なんですかこれは」
義母の動きが止まりました。 義母が把握している借金は、このうちのほんのわずかなものだけ。息子がどれほどの借金を抱え、返済せずに膨れ上がらせてきたのか、目を背けた結果がそこにまとまっていたのです。

