1.個体差と季節を考慮する
猫は、もともと砂漠で暮らしていた動物です。高温で乾燥した環境の中で生きてきたため、基本的には暑さに強いといわれています。しかし、猫は肉球でしか汗をかくことができません。近年の日本の暑さや湿度の高さは、必ずしも猫にとって快適とは限らないのです。
猫といえば「寒がり」なイメージがある通り、寒いのが苦手な子は少なくないようです。しかし、体感温度には個体差があるため、すべての猫が寒がりというわけでもありません。部屋の中が寒くても、窓辺で日向ぼっこをして体を温めることができるからです。
したがって、快適な環境を作るためには、個体差と季節に応じた臨機応変な対応がポイントになるといえます。
2.安定した室温・湿度を維持する
個体差がありますが、猫が快適に暮らすために、室温21〜28℃前後を基本にすると良いとされています。人間が快適に感じる環境より、やや暑く感じるかもしれません。呼吸器の状況や、体の特徴などによっては暑すぎると呼吸をしづらく感じる場合もあります。
ここから、猫種や季節に応じて細かな調整をしていくこととなります。短毛種は寒さに弱い場合が多いため、やや高めに設定しましょう。長毛種の場合はやや低めに設定するとともに、夏の暑さへの注意が必要です。
また、快適な環境作りには、湿度40〜60%を維持することもポイントになります。とくに、梅雨時期のジメジメは要注意。湿度が高くて体調を崩すケースもあるためです。
猫が普段テリトリーにしている部屋だけでなく、廊下や他の部屋との温度差を作らないことも大切です。急激な温度差が、体調不良の元となることもあります。

