卵巣がんを早期発見するには?
卵巣がんについては、子宮頸がんなどのような確立されたがん検診は現時点ではありません。
一方で、遺伝性乳がん卵巣がんと診断された方は、30~35歳から、もしくは家族で最初に卵巣がんだと診断された方ががんを発症した年齢の5~10歳前から、婦人科医師に相談して、半年に1回の頻度で経膣超音波画像検査や腫瘍マーカー検査を受けるということが提案されています。
生活習慣については、肥満や喫煙が卵巣がんのリスク因子になる可能性があるため、適切なカロリー摂取と適度な運動を行い、肥満にならないように気をつけましょう。また、喫煙は卵巣がん以外にも肺がんや咽頭・喉頭がん、膀胱がんなどのリスク因子ともなりますので、禁煙をおすすめします。
「卵巣がんの症状」についてよくある質問
ここまで卵巣がんの症状を紹介しました。ここでは「卵巣がんの症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
卵巣がんの初期症状について教えて下さい。
木村 香菜(医師)
卵巣がんの中で最も多い上皮性腫瘍の場合、初期の段階ではほとんど症状がないことが多いです。進行すると、腹水や便秘・頻尿、食欲不振などが現れることがあります。
卵巣がんを疑うおりものの特徴はありますか?
木村 香菜(医師)
卵巣がんでは、子宮頸がんのようにおりものが出るといった症状は少なく、特徴的なおりものはありません。
卵巣がんの末期症状の余命はどれくらいでしょうか?
木村 香菜(医師)
卵巣がん末期の状態とは、卵巣がんが肺や肝臓などの他の臓器にも転移した状態と考えられます。末期症状としては腹水や胸水がたまることによる腹部膨満や呼吸困難感などがあります。遠隔転移がある場合はステージIVの卵巣がんであり、その5年生存率は27.1%です。逆算すると、ステージIVの卵巣がんの場合、余命が5年以内の方が全体の72.9%であると言えます。

