
ドロドロ愛憎劇が繰り広げられる韓流ドラマ「優雅な帝国」。本作は韓国で2023年に放送され、全105話と非常に長く愛され続けた大人気ドラマシリーズだ。本記事では、Huluにて配信されているエピソードのうち、77話から80話までを振り返っていく(以下、ネタバレがあります)。
■「優雅な帝国」とは
「優雅な帝国」は、巨大な力によって人生を踏みにじられてしまった人物たちが、隠された真実を暴き、失われたものを取り戻す為に繰り広げる復讐劇を描いた作品だ。壮絶で、それでいて優雅な復讐の物語は全105話と長大なスケールで描かれる。
主演級の人物であるチャン・ギユン役には「ブラボー 私の人生」などで知られるイ・シガン、ソ・ヒジェ役には「魔女のゲーム」で知られるハン・ジワンを起用。ほかの主要なキャストにも「愛のプレッツェル」ソン・ソンユン、「不良に惚れた時」カン・ユル、「ミス・モンテクリスト」イ・サンボなど、非常に豪華な演者たちがそろい踏みだ。
脚本は「逆転のマーメイド」のハン・ヨンミ、演出は「ミス・モンテクリスト」「憎くても愛してる」のパク・ギホが務め、どこを取っても隙のない布陣となっている同作。放送開始後から高い人気を博し、現在はHuluにて全105話が配信されている。
■さまざまな人物を悲しみに突き落としながら笑みを浮かべるチャン・ギユン
77話でチョン・ウヒョク(カン・ユル)は証拠の写真を見せてもシラを切るヤン・ヒチャンに2つの要求を叩きつけるのだった。一方で、書斎に出入りしていた人物がソ・ヒジェであることを知ったチャン・ギユンは、その尻尾を掴むためにジャクリーン・テイラー(ソン・ソンユン)から情報を得ようと動き始めていた。
78話ではヤン・ヒチャンの家に行ったチョン・ウヒョクが、ヤン・ヒチャンの娘であるヤン・ピンナへと交際を申し入れる。それを知ったチャン・ギユンは、窮地に立たされたヤン・ヒチャンにチョン・ウヒョクを始末するように強く勧めるのだった。その頃、ジャクリーン・テイラーはホン・ヘリムの留守中にチャン・チャンソンを家から脱出させようと試みる。
続く79話で、チャン・ギユンはソ・ヒジェの正体がシン・ジュギョンだと疑念を抱き、正体を突き止める為にチャン・スアとのDNA鑑定をひそかに行う姿が見られる。その結果で確信を得たチャン・ギユンは、ソ・ヒジェを装うシン・ジュギョンを陥れるために画策し始める…。
80話にて、チョン・ウヒョクがヤン・ヒチャンの息子であることを知ったヤン・ピンナは強い衝撃を受けてしまう。さらにチャン・ギユンはヤン・ヒチャンを切り捨てて行動を始め、それを知ったソ・ヒジェはチョン・ウヒョクの身を案じてチョン・スホにそのことを伝え、彼から話を聞いたチョン・ウヒョクはヤン・ヒチャンのもとへ向かう…。
■実の娘すらも利用して“敵”を追い詰めていく悪らつな手腕
77話から80話までの「優雅な帝国」では、チャン・ギユンの魔の手がさらに多くの人間を苦しめていった。さらにヤン・ピンナとチョン・ウヒョクなど、複雑な人間関係と復讐心からくる愛憎劇が関係者から“心”を奪っていく。
交際を申し込まれたチョン・ウヒョクとの血縁関係を明かされたヤン・ピンナは気を失うほどのショックを受けてしまう。その場に集まっていたヤン・ヒチャンは、自身の不道徳を忘れて掴みかかる。チョン・ウヒョクはそれでもなおヘラヘラと笑うチャン・ギユンに「こんな残酷なことをするなんて、お前は人間じゃない」と告げ、ヤン・ピンナを連れてその場を後にする。こんな状況でもチャン・ギユンは、ソ・ヒジェを見ながら好きな男が苦しむようすを見るのはどんな気分だと笑う。まさに悪魔の所業だ。
目を覚ましたヤン・ピンナは事実を知り、悲しみに暮れて両親への強い怒りを抱く。懸命に諭そうとする母ウ・ヨンランの言葉を聞いても彼女の悲しみは和らぐことはなく、父親を許せないと泣く娘。そんな彼女を、ウ・ヨンランはただ抱き締めることしかできない。
一方で、チャン・ギユンはチェ・ビョンイク議員と接触し、彼とより密接な位置に立とうとする。ヤン・ヒチャンがいるにもかかわらず自分の所に来たことから、新たな後ろ盾を望んでいることを察したチェ・ビョンイクはその場でチャン・ギユンと手を結ぶことを決める。ヤン・ヒチャンを切り捨て、新たな協力者を得たチャン・ギユンは静かに笑みを浮かべるのだった。
さまざまな思惑と秘密が交差するなか、チャン・ギユンはチャン・スア、ソ・ヒジェと3人で食事する機会を設ける。チャン・ギユンは、ソ・ヒジェを待つ間に娘のチャン・スアに「ソ・ヒジェと結婚するために協力してほしい」と持ちかけると、幼く何も知らないチャン・スアは疑うことなく頷くのだった。ソ・ヒジェが合流して食事を楽しむ中、3人は店員から提案されるままに3人家族のように写真を撮影するなど、偽りの家庭を演出する。
チャン・スアにとって良い母と父になれるかとチャン・ギユンが質問すると、答えを濁すソ・ヒジェ。そんな2人の手を、何も知らないチャン・スアの手が持ち上げて重ねていく。良い雰囲気を作り、さらにチャン・スアを利用することによって拒絶できない状況を作る。「君がジュギョンと分かって百年の恋も冷めた。今度は僕が君の心を弄ばせてもらうよ」そんなチャン・ギユンの心中を見透かすように、ソ・ヒジェに対する復讐心を煮えたぎらせているのだった。
80話はそんな2人の思惑が如実に現れた心の声で終わる。「いくら別人に成り済ましても君は相変わらずバカだ」と優しく抱きしめるチャン・ギユンの腕の中で、「スア、パパのことが大好きだったのね。でもママはパパに復しゅうしなくちゃいけない」と変わらぬ決意を表明するソ・ヒジェ。今後の展開に注目したい「優雅な帝国」はHuluにて全話配信中だ。

