衆院選の新潟4区で立候補している元新潟県知事で、前衆院議員の米山隆一氏(中道改革連合)が、自身のInstagramに投稿した動画が物議となっている。
動画では、演説のために路肩にあった雪を米山氏がシャベルで車道に放り投げる様子が撮影されていた。この動画に対し、SNSでは「違法行為では」「雪国ではよくある方法」と激論になっている。
●「道路にまいて雪を溶かすのが常識」
米山氏の動画に対し、SNSで「違法行為では」と指摘する意見の根拠となったのが、新潟県が独自に制定している新潟県道路交通法施行細則だ。「みだりに道路に泥土、泥水、ごみ、雪等をまき、又は捨てること」を禁じている(13条)。
一方で、新潟県内の事情に詳しい人たちからは、Xで次のような意見が寄せられていた。
「これがどうして炎上気味になったのか理解できない。消雪パイプが敷設されている地域では、路面の温度と消雪パイプの効果で早く雪が融ける。さらに、路肩の雪山の高さを抑えることにより、交通事故のリスクも低くできるのに」
また、ミュージシャンで漫画家の劔樹人さんも次のようにXに投稿、雪国の事情について言及した。
「新潟出身者としては、昼間は道路に撒いて雪を溶かすのが常識だったので、これが批判されるのが意外でした。雪は埋まっているとなかなか溶けないけど、地面が露出しているとそこから反射熱で溶けやすくなるのです。雪国では路肩の雪も邪魔でした」
●「誤解される」米山氏は動画を削除
こうした議論を受け、弁護士でもある米山氏は1月28日、Xで次のように説明した上で、動画を削除した。
「『みだりに』はいけませんが、道路脇の雪を薄く道路に広げるのはごく普通に行われている除雪方法です(薄く広げれば雪は溶けます。その加減はわかっているつもりです。)。ご存知ない方がおっしゃっているのだと思いますが、誤解されるのも何なので削除します」
また、新潟県警は1月29日、交通部のX公式アカウントで次のように呼びかけた。
「【大雪に注意】 雪を道路に出さないで!
朝早くから除雪お疲れ様です。
県道路交通法施行細則では、「みだりに道路に雪をまき、捨てること」は禁止されています。
人や車の通行の妨げになり、事故の原因にも。 決められた場所や敷地内で処理しましょう」

