兄から連絡があった後、さとみにはゆみこから謝罪のLINEが届きました。電話で話すと、ゆみこは涙ながらに謝罪の気持ちと、自分の本音を語り始めました―――。
兄嫁からの連絡
兄との電話の後、しばらくしてゆみこさんから電話が来た。よそよそしい挨拶のあと、少し間が空いてゆみこさんが話し始めた。
「さとみちゃん、ごめんね。この前は、何も言わずに帰っちゃって」
その言葉に、私は胸を撫で下ろした。
「いえ、大丈夫です。私も、少し言いすぎたかなって」
「ううん、違うの。さとみちゃんが言ってくれたこと、全部、本当のことだよ。夫にも言われたし、私も反省してる」
私は、ゆみこさんの素直な言葉に、驚いた。
「私、本当に甘えてたんだと思う。パパが忙しいから育児には関われないし、私の両親は…頼れないから…」
ゆみこさんの言葉は、震えていた。
「…ゆみこさん?」
「ごめんね、なんか、悔しいっていうか、情けないっていうか…」
少しずつ垣間見る兄嫁の本音
私は、ゆみこさんの心境が少しだけ理解できたような気がした。きっと、ゆみこさんは色々なものに追われて、自分のスイッチをOFFにできる場所がなくて、私の両親に頼りすぎてしまったんだ。
「もう限界だったのかもしれないと思う。でも、お義母さんやお義父さんに押し付けていいわけじゃないよね」
私は、ゆみこさんの言葉に、胸が締め付けられるような気持ちになった。
「私は育児経験者じゃないけど、大変そうだと思います。それに、兄から聞いたんですけど、ご実家の方がご病気だそうで…」
「そうなんだよね、だから余計にさとみちゃんのご両親が元気に見えて…頼りすぎちゃったんだと思う」
ゆみこさんの言葉は震えていて、つらい気持ちをひしひしと感じた。

