環境づくり以外で犬の負担を減らすためにできること

最後に、留守番対策の基本として「留守番を日常の出来事にするためのポイント」をご紹介します。
犬に「留守番は日常生活の一部で、特別なことではない」と思ってもらうためには、飼い主さんご自身も「留守番は当たり前のことで、特別な出来事ではない」と思わなければなりません。
出がけに別れがたそうに「行ってくるね。お留守番お願いね。ごめんね。」などと声をかけたり、帰宅時に嬉しさを爆発させて「ただいま!お留守番、偉かったね!」などと抱きしめたり撫でたりすると、愛犬に「留守番は特別な出来事だ」と思わせてしまいます。
出かける前は淡々と行動し、留守番をさせることに罪悪感を持つ必要はありません。帰宅後も、ご自身の手洗いや着替え、後片付けなどを済ませ、愛犬が落ち着いた状態に戻ってから、優しく声がけやスキンシップを行うようにしましょう。
まとめ

相手に対する依存心が強くなりすぎると、相手の姿が少し見えなくなるだけで、強烈な不安に襲われパニックを起こすようになります。これは分離不安症と呼ばれる精神的な障害の一つで、適切な治療が必要な状態です。
子どもが親に、飼い犬が飼い主さんに起こすことが多いですが、飼い主さんが飼い犬に対して起こすこともあります。家に残してきた愛犬が気になり仕事が手につかなくなるようなら、飼い主さんと飼い犬がお互いに依存している共依存の可能性もあるでしょう。
普段からそれぞれ個別に過ごす時間を作ったり、適切な留守番トレーニングを行うなど、飼い主さんも愛犬も、共に心身健康で快適な生活を送れるように心がけましょう。

