
テレビ大好きイラストレーター・渡辺裕子さんが、お気に入りの番組をかわいいイラストで紹介する連載「いつもテレビをみています」。第44回は『キントレ』(日テレ)をチョイス。
■経済について語りあってはいるけれど堅苦しさはゼロ
何かおもしろい番組はないかしら、とTVerをうろうろして見つけたこの番組、『キントレ』。 公式サイトによると、「新経済バラエティ」とのこと。でも、King & Princeの永瀬廉さんと高橋海人さん、劇団ひとりさん、アンタッチャブルのザキヤマさんという、経済のイメージがない気がする人たちがレギュラー出演者。どういうことなのかしら、と見始めたら、確かに経済について語りあってはいるけれど、みんなで勉強しましょう的な堅苦しさはゼロ。 私が見た回はテーマが「回転寿司」。「店を作るにはいくらかかるか」「それぞれの店の工夫は」などのクイズに、メンバーとゲストと一緒に考え、ボケ連発の答えに笑っているうちに、いつのまにか回転寿司にまつわる経済を学べてしまう。回転寿司の店舗を作るにはとてもお金がかかることを初めて知りました。それなのにおいしいお寿司を企業努力でとても安く提供してくれるの、ありがたいしすばらしい。
番組後半の「炊飯器の旅」も、とてもおもしろかった。高橋海人さんがゲストとともに(今回はなにわ男子の藤原丈一郎さん!)と街を歩き、出会った人の家の食材を予算3000円で買い、炊飯器でおいしい料理を作るというコーナー。 軽やかに相手の心をつかんでいく高橋海人さんの人懐っこさ、知らない人の冷蔵庫の中を見せてもらえるワクワク、歩いているうちに見えてくるその街の魅力。いろいろな要素が重なり合って、どんどん楽しくなっていく。 そして集まった食材を使って炊飯器で作られる料理がどれもおいしそう。お料理からスイーツまで、炊飯器で作れるとは。ご飯を炊くことにしか使ったことがないけれど、高橋さんの真似をして炊飯器クッキングをしたくなる。
■「かっこいい」も「おもしろい」も、どちらのキンプリもすてき
歌番組やドラマでのかっこいい姿とは違う、ずっと笑顔のKing & Princeのお二人、バラエティだとこんなにおもしろいんですね。「かっこいい」も「おもしろい」も、どちらのキンプリもすてき。 生活時間が合わなくて見逃していたしていたすてきな番組に偶然出会えるのがTVerのいいところだな、としみじみ思えた『キントレ』でした。
■イラスト・文/渡辺裕子
※高橋海人の高は正しくは「はしご高」

