
タイの俳優・マーチ=チュターウット・パッタラガムポン、Snow Manの向井康二がW主演を務めるドラマ「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~」がLeminoプレミアムで日本独占配信中で、9月29日には最終話となるEpisode12が配信される。最終話の配信を翌日に控えた28日にはタイで放送・配信直前イベント「The Lasting Love EP」が開催され、マーチ、向井、フルーク=ナタット・シリポントーン、ユド=タンタット・ターリンピロム、フォンド=ナッティチャー・チャンタラワーリーレーカー、ビクター=チャッチャウィット・テーチャラポン、オカタ=スピチャヤ・ナ・ソンクラ、ミルク=チャンヤー・ティティサキョーティン、クリーム=ナッタポーン・リーラグリーポンが登壇。会場のファンと一緒に最終話を鑑賞し、トークを繰り広げた。
■向井康二が全編タイ語での演技に挑んだラブストーリー
本作は、全編タイで撮影された新感覚の異文化ラブストーリー。タイドラマ史上初の日本人主演として、向井が全編タイ語での演技に挑戦しており、W主演のマーチの他、日本でもファンが多いフルークやユドらが出演している。
マーチ演じる新人ゲームデザイナーのヒルと向井演じるゲーム会社の完璧過ぎる冷酷な社長ジュンジ。日本とタイ、異なる価値観を持つ2人が出会い、ぶつかり合いながらも絆を深めていく姿を描いた、時にコミカルで、時に胸を打つ物語が展開。国や文化の壁を超え、見る者の心に温かな余韻を残すラブストーリーに仕上がっている。
Leminoでは、タイ放送版に未放送シーンを追加したディレクターズカット版を配信している他、最終話配信後にはタイ放送版を期間限定で無料配信する予定となっている。
■ユド、マーチへのツッコミを見せる向井康二
タイ・バンコクの中心街にある巨大商業施設「セントラル・ワールド」内にある「SF World Cinema」にて行われた本イベント。タイのドラマ公式SNSで募集され、幸運にも当選を勝ち取ったタイ、そして世界中の“口説ボス”ジュンジのファンたちが来場。最終話上映の舞台あいさつ前にはマーチ、向井、フルーク、ユドの4人がファングリーティングに登場し、その後に囲み取材が行われた。
「ファングリーティングで花輪など、ファンからいっぱいありましたが、歩いてきてどうでしたか?」と記者から問われた向井は、「うれしかったです。たくさんのファンがいて、たくさんの花輪があって、上の階にもファンの方がいたよね。EP12は僕はまだ見てないけど、みんな見てないよね? 楽しみだね。ワクワクするけど、寂しい気持ちもあります」と回答。
ユドに「なんで寂しいの? もう会えなくなるから?」と聞かれ、さらにマーチからも「また会えるよ。もう会えなくなるから寂しくなるかもだって」とからかわれるシーンも。
また、「僕たちは前のエピソードで、もうハッピーエンドを迎えているから、最終回はこの2人の番だよ! 間違いなく感動するよ! ティッシュと枕は、ちゃんと用意しておかないと」とレクチャーするユドに、「もう用意してるよ!」とポケットからティッシュを出して切り返すマーチ。そこに向井が「これじゃ足りないよ!」とツッコミを入れるなど、仲の良さを見せる。
「ここまで見てくれた皆さんにメッセージはありますか?」との質問には、「EP1からここまで、たくさんの方に見ていただいてありがとうございます。タイ人も日本人も、たくさんの方が見てくれました。ジュンジを演じてタイ語と日本語で演技をしたのですが、キャスト、スタッフ、みんなに感謝しています。『コップジャイ(ありがとな)』(と言ってしまった後に)じゃなくて、お母さんに『コップン(もう少し丁寧にありがとうございますの意味)』と言いなさいって言われてるんだ」と答える向井。
それを受けてマーチは、「このドラマで康二くんは、とっても大変だったと思います。でも、タイと日本で、とても反応が良かったので、大変さが報われたと思います。みんなのサポートのおかげで成し遂げることができたんだよ。ありがとう! 拍手」と笑いを誘う。
日本での人気について、向井が「毎週トレンド上位だったんだよ」と話し、マーチが「日本でもワールドワイドでも上位に入っていたからうれしかったよ」と、世界中で話題になっていたと伝える。
「うれしかったね」という向井の発言に、「僕たちの恋愛にハマってくれていた方たち、ありがとうございました。僕も見ながら一緒に成長していきました。全部コメントを読もうと思ったんですけど、本当にコメントが多すぎて…そのコメントが多いことで、本当にドラマにハマってくれていたんだなと伝わりました。もし気に入ってくれたなら、どんどん口コミで伝えてほしいです」と心境を明かすマーチ。
囲み取材の最後には、「ファンの人たちのたくさんの応援、ありがとうございます。キャストおよびファンのサポートに、感謝します。Snow Manの向井康二の立場を使って、このドラマを世界に広めます!」とさらなる野望を語った。


■ファンの拍手に迎えられキャスト陣が登場
取材後、フォンド、ビクター、オカタ、ミルク、クリーム、ポッピーも加わり、1人ずつあいさつをして最終話の鑑賞へ。鑑賞を終えたキャスト陣は、客席から再び舞台へ戻ってくる際に拍手で迎えられる。
今回、ジュンジをめぐってヒルと戦ったアート役のビクターが「ちょっと悪いキャラだったが、プライベートでもみんな仲良くしている。Snow Manのファンの方含む多くのファンの方もがすごく優しくしてくれた」とコメント。
ジュンジのいとこ・イーンス役のフォンドは「康二さんの仕事ぶりを撮影現場で見てまして、たくさんの方々になぜこんなに愛されているのかという理由が分かりました。ドラマが終わっても、引き続きキャラクターも『Dating Game』のキャスト、スタッフの友情も応援していただければと思います」と笑顔を見せる。
パット(フルーク)を口説くプレイボーイのベイを演じたユドは、「マーチと康二に感謝を伝えたいです。プロフェッショナルなマーチと日本のトップアイドルの康二、そしてフルークと再共演できて良かったです。自分自身の一生のマスターピースになると思ってます。世界中のファンの皆さんと、スタッフにお礼を申し上げます」と感謝。
一方のフルークは「大きなプロジェクトの一部に慣れて光栄です。皆さんからパワーをたくさん頂きました。これからも応援してください!」と声を上げる。
そして、マーチは「今回のプロジェクトで皆さんに会えて良かったです。撮影中、たくさんの愛情を持ってサポートしてくれてありがとうございました。今日来られなかったスタッフたちにも、ありがとうと言いたいです。タイ、日本、世界中のファンにありがとうございますと言いたいです。ずっとSNS見てきて、たくさんのコメントを頂き、役者として感無量です。今回、人生において最大の出来事となったのは、康二と仕事できたこと。最初、不安でしたが、サポートしてくれました。ヒルとジュンジは終わりますが、マーチコージはこれからも続きます」と感無量の涙を流した。
■声を震わせる向井康二の肩を抱いてサポートするマーチ
最後に、向井は「主演はあまり経験がなかったので、プレッシャーもあり、できるのかって不安でした。その中で、やっぱりタイ語というのが、自分の中で壁が高かったのですが、お母さんがタイの方だから、タイという場所で一生懸命頑張りたいなと。タイのドラマに出るということが夢だったので、まず1つの夢がかなったということに本当に感謝しています」と喜ぶ。
「あとは、Episode12まであって、12話って短いんですけど、僕の中では本当に長くて、皆さんにいっぱい迷惑を掛けました。せりふも何回も飛ばしてしまったりしたんですよ。でも、僕はタイのドラマに出るって決めたから失敗できないし、、、皆さんの、、、」と撮影時を思い出し、言葉を詰まらせる姿に、ファンたちは「頑張って!」と声援を送る。
「迷惑を掛けたくないし、タイのドラマってすごいから、そのプレッシャーはたくさんありまして、でも本当に今回、このドラマを成功できたのは、1人1人本当に優しい皆さんがいるからであって、特にマーチ君は僕のサポートをいっぱいしてくれて」と声を震わせながら話す向井を、マーチは肩を抱いてサポート。
さらに、撮影現場でのことを噛み締めながら「タイ語のせりふなので、タイ語をローマ字にしてくれるんですよ、スタッフさんが。そのローマ字も徹夜してやってくれて、スタッフさんの睡眠の時間を消してしまって、『僕も頑張らないといけないし』と思ってました。その中で今日も最終話見ましたが、たくさんのすごい方たちと芝居をしてて、僕にとってこのドラマはかけがいのない時間だし、宝物になるし、このメンバーと出会えて良かったと心から思えるし、本当に感謝です」と伝える向井。
「これからも大好きな人たちなので、ドラマは終わってしまうんですけど、これからもこのドラマをサポートしてもらえるとうれしいなと思います。このチームを愛してます。ありがとうございました」と感謝を述べた。
そして、イベントの締めくくりとして2026年2月25日(水)にBlu-ray&DVD BOXの発売が決定したことを発表。会場からはファンの歓声が上がっていた。


