明るい未来に幸せを噛み締める
結局、祖父が残してくれた50万円のうち、40万円は戻ってきませんでした。でも、修二が書いた保証人付きの借用書をもとに、義母から少しずつ回収する約束を取り付けています。
「これからはママがしっかり守るからね」
窓を開けると、澄み切った青空が広がっていました。 借金に怯え、誰かの顔色を伺って生きてきたあのころ。でも、私は強くなりました。 失ったお金はまた働いて稼げばいい。でも、奪われかけた自分自身の尊厳と、子どもの未来を取り戻せたことが、何よりの財産です。
一歩踏み出すのは怖かったけれど、間違ってはいませんでした。再就職が決まった私と、これから保育園生活を始めるわが子。私たちの未来は明るく照らされています―――。
あとがき:新しい人生の始まりに、幸あれ
ラストシーンの「すがすがしい空」という描写が、読者の心にも晴れやかな風を運んでくれます。修二に縋り付かれても揺るがないアカリさんの決意は、もうかつての「甘い顔をした」彼女ではありません。
お金は失いましたが、それ以上に価値のある「自由」と「平穏」を手に入れました。母親として、1人の女性として再生した彼女の未来が、どうか希望に満ちたものでありますようにと、心から願いたくなる幕切れです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

