認知症の漢方薬治療は、アルツハイマー型やレビー小体型認知症などで症状緩和を目的に用いる場合があるそうです。今回は認知症の漢方薬を使った治療について「あゆみ野クリニック」の岩崎先生に詳しくお聞きしました。

監修医師:
岩崎 鋼(医療法人仙豆会いこいクリニック)
医療法人仙豆会いこいクリニック理事長。体調に合わせた保険診療内での煎じ薬治療を実践。元東北大学附属病院漢方内科臨床教授。元日本東洋医学会東北地区専門医制度委員長。元日本老年医学会評議員。東北大学医学部出身、老年内科で医学博士取得。その後漢方内科に移籍。
編集部
認知症の方に漢方薬は効くのでしょうか?
岩崎先生
認知症といっても原因は様々で、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症などがあり、さらに重症度や症状の出方には個人差があります。すべての方に効く万能薬のような漢方薬はありませんが、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の治療には漢方薬が使われています。
編集部
認知症の重症度も関係するのですね。
岩崎先生
そうですね。認知症の初期は「もの忘れ」から始まり、中等度に進むと多くのケースで「もの取られ妄想」や「暴言」など心理行動学的症状(BPSD)が出現します。BPSDは、以前「周辺症状」と呼ばれており、認知症の方やご家族の生活が困難になるのは、健忘症状そのものよりもBPSDによることが多いのです。
※この記事はメディカルドックにて【認知症治療、漢方薬の力でケアに新たな視点を どのような症状を改善できるのか】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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