心電図検査で指摘される主な所見
心電図検査で「異常」とされる場合、以下のような所見がよく見られます。
所見 意味、病気など
洞不整脈 軽度の不整脈。特に治療は不要なことが多い。
洞徐脈・洞頻脈 脈が異常に遅いあるいは早い状態。重症な場合や症状がある場合は精密検査が必要。
電気軸異常 左脚ブロックが疑われる場合は、経過観察・再検査が必要。
ST変化(上昇・低下) 虚血性変化や心膜炎などが疑われる場合は、精密検査が必要。
心房細動 心房が正常なリズムで拍動していない状態。精密検査が必要。
心室性期外収縮 多発している、多形性である、あるいは息切れなどの自覚症状がある場合は精密検査が必要。
これらの所見が必ずしも病気を意味するわけではありませんが、もしも精密検査が必要と判定された場合には、早めに循環器内科での診察を受けましょう。
健康診断の心電図の種類は?安静時心電図検査の特徴
健康診断で一般的に行われる心電図検査は、標準12誘導心電図検査です。受診者の負担も少なく、さまざまな情報が得られるという特徴があります。
人間ドックなどのオプションで、負荷心電図やホルター心電図を受けることができる場合もあります。

