新しい人生の始まり
その後、話し合いはスムーズに進みました。
証拠が完璧だったため、2人は非を認めざるを得ませんでした。
大和は会社を辞めざるを得なくなり、多額の慰謝料と養育費を支払う公正証書にサインしました。美咲もまた、貯金をすべて吐き出すほどの慰謝料を支払い、逃げるように去っていきました。
千絵には、本当に感謝しています。千絵との友情は生涯続くでしょう。
数か月後…いま、私はミナと新しい街で暮らしています。
「ミナ、おさんぽに行こうか」
青空の下、ベビーカーを押しながら歩く私の心は、おどろくほど晴れやかです。
あの時、手紙を受け取った時は絶望しましたが、今は感謝すらしています。あの手紙がなければ、私はまだ偽りのしあわせに縋っていたかもしれないから…。
私は自分の足で、この子としあわせになる。
「さよなら、過去の私。こんにちは、新しい人生」
ミナのかがやくような笑顔を、胸いっぱいに受けながら、私にとって、本当にしあわせな人生が、これからスタートする予感がしました。
あとがき:本当の幸せは、自分でつかみ取るもの
「熨斗(のし)をつけて差し上げます」という由奈のセリフは、最高のカタルシスです。
手紙で挑発してきた相手に、同じ「言葉」で、しかし、圧倒的な立場のちがいを見せつけて勝つ…。不倫相手への慰謝料だけでなく、夫を社会・家庭の両面から制裁する幕引きは、スカッとする結末となりました。
過去を清算し、娘とともに新しい空気を吸う由奈の姿は、困難に立ち向かうすべての女性へのエールとなっています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

