義実家で過ごした夏の日、授乳で席を外しているあいだにちょっとした事件が。戻った食卓を見た私は思わず戸惑いながらも、「大丈夫」と笑顔で返してしまいました。そのとき感じた、言葉にできなかった本音とは……。
お昼ごはんのそうめんは…
義実家でお昼ごはんにそうめんが出された日のことです。私は下の子の授乳のために一度席を外していましたが、戻ってくると大皿のそうめんはすでにほぼ空。自分の分として残されていたのは、そうめん3口分くらいだけだったのです。
目の前の光景に戸惑っていると、義母から「それだけあったら足りる?」と声をかけられました。内心「足りるわけない……!」と思いながらも、「あっ、大丈夫です!」と反射的に笑顔で答えてしまいました。
足りなすぎる昼食
もともとたくさん食べるほうで、とくに授乳中はとてもおなかが空きやすかった私。朝から子どもとお散歩に出かけて、とにかく動きっぱなしだったこともあり、お昼どきにはすっかりおなかがぺこぺこでした。
だからこそ、お昼の時間を本当に楽しみにしていたのです。でも、戻ってみると残っていたのは、ほんの少しのそうめんだけ。義母は「夏はこれくらいがちょうどいいでしょ?」と明るく話していて、悪気がないのがわかるだけに、ますます何も言えませんでした。

