ユニークなパンづくりは食に興味がなかった息子がきっかけ
――“何でもパンにしちゃう人”としてさまざまなパンをつくってきたRanさんですが、このようなユニークなパンをつくるようになったきっかけを教えてください。
Ran:息子が3歳くらいの頃からつくるようになりました。食に全然興味がなく、食べることより遊ぶことのほうが優先で食が細かった息子に「食に興味を持ってほしいな」と思い、パンの見た目を楽しくしてみたのが始まりです。――今回の「鮭の缶詰のパン」は、すごくおもしろい仕掛けがあるパンでした。こういったパンのアイデアはどういうときに浮かぶのでしょうか?
Ran:実生活のなかで目にしたものや触れたものからアイデアを得ることが多いです。なので、日頃生活しているときにアイデアが浮かんだら、すぐにメモをして残しておきます。その後、そのメモを見返してさらにイメージを膨らませていきます。
――今までにつくったパンのなかで特にお気に入りのパン、もしくは反響の大きかったパンはどれですか?
Ran:特に反響が大きかったのは二つあって、ナイフを入れて2枚におろすと骨や赤身が現れる『まぐろパン』。
もう一つは、ちぎりパンで6つに分かれた腹筋をつくった『筋肉くまパン』です。骨タイプの鮪パン🐟. pic.twitter.com/8f6lGQjSvb
— Ran (パンの人) (@konel_bread) January 8, 2026
私自身のお気に入り作品は、ほかにもたくさんあるので選びきれません(笑)。
本業はパン屋さん…?
――Ranさんのつくるパンはどれも素敵でおもしろいです。本業はパン屋さんなのでしょうか?
Ran:肩書は「ブレッドアーティスト」です。パン屋ではありませんが、パンは毎日つくっています。つくったパンを見て楽しんでいただくのが私のパンだと思っています。食べなくても、見て心を満たすことができるパンをつくるのが私の役目です。もちろん実際に食べることもできるし、自分で言うのも変なのですが食べたらおいしいですよ(笑)。
――Ranさんがつくったパンをどこかで購入することは可能ですか? もしくは、Ranさんからパンのつくり方を習う機会はありますか?Ran:パンの販売はしていません。パン教室は昨年まで定期的に開催していましたが、今年から行っていません。また機会があればしたいなと思っています。
――ブレッドアーティストとしての今後の夢や目標を教えてください。
Ran:コンビニやスーパーで販売されている袋パンとコラボ商品をつくりたいなと、ずっと願っています。そして、全国のコンビニやスーパーでコラボパンを販売することができたら感動です!==========
鮭の缶詰のパンです、、 pic.twitter.com/24AR27B5dZ
— Ran (パンの人) (@konel_bread) August 19, 2025
「つくったパンを見て楽しんでいただくのが私のパンだと思っています」というRanさんの言葉からは、強い説得力を感じました。『鮭の缶詰のパン』は、まさにそういうパンだったので。
でも個人的に鮭は大好きだし、鮭の味はしなくとも実際にこのパンは食べてみたいと思いました!
<取材・文/寺西ジャジューカ>

