なぜそんなに覚えてるの? 募る違和感
その後も
「お義母さん、左の膝、痛むっておっしゃってましたよね」
「お味噌は白味噌がお好きですよね」
など、私自身も話したことすら忘れていることを、よく覚えているお嫁さん。
丁寧な子だわ、と思いつつも、あまりの記憶力の良さに少しばかり不思議な感覚を抱き始めたある日、決定的な出来事が。
お嫁さんが取り出したもの
孫がぐずり、私が
「こうやると落ち着くのよ」
とあやしていると、お嫁さんがさっとスマホを取り出して何か打ち込んでいます。
そこで私はハッとして、咄嗟に質問を投げかけました。
「もしかして、メモ、取ってるの?」
するとお嫁さんは
「はい。忘れないために」
と平然と答えました。
「何を?」
「お義母さんが好きな子どものあやし方です」

