買い替えたスマホ、すぐに使うと「セキュリティー」脆弱に!? 初期設定時に見落としがちな“落とし穴”

買い替えたスマホ、すぐに使うと「セキュリティー」脆弱に!? 初期設定時に見落としがちな“落とし穴”

今すぐ設定すべき重要項

 スマホやパソコンなどを買い替えた際、ブリエディスさんはすぐに次のような設定を行うよう、推奨しています。

■基本的なセキュリティー設定
まずはシステムとアプリの自動更新を有効にしておきましょう。次に、指紋認証や顔認証と合わせて、6桁以上の数字、または英数字を組み合わせた強力なパスコードを設定します。ディスク全体の暗号化と「デバイスを探す」機能も忘れずに有効化してください。万が一の紛失や盗難に備えて、遠隔でのロックやデータ消去ができるよう準備しておきましょう。

■アカウントのセキュリティー強化
パスワード管理アプリを導入し、メールやクラウドサービス、銀行、ショッピングサイトなどの重要なアカウントには、パスキーや二段階認証を設定しましょう。バックアップについても、外付けドライブ1台だけに頼るのは危険です。暗号化機能付きのクラウドサービスなど、複数の手段でデータを守る体制を整えておきましょう。

■アプリの安全な利用
アプリをインストールする際は、必ず公式ストアを利用し、権限設定を確認する習慣をつけましょう。プライバシー保護をより強化したい人は、NordVPNのようなVPNサービスの導入も検討してみてください。

初期設定だけにとどまらず、近年は必要以上に権限を求めるアプリも増えています。「アプリが必要以上の権限を求めてきたら、それは危険信号です。迷わず使用を控えましょう」と、ブリエディスさんはアドバイスします。

初日から心掛けたい安全なネット利用

 さらにセキュリティーを高めるには、インターネット利用時に次のような安全な対策も必須です。

■ブラウザー使用時の注意点
Google Chrome(グーグルクローム)やMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)など、普段使っているブラウザーで、サードパーティーCookie(クッキー)をブロックする設定にしておきましょう。拡張機能も定期的に見直し、支払い情報の自動入力機能は無効にしておくと安心です。危険なサイトやダウンロードを警告してくれる機能も有効にして、トラッカーやフィッシングサイト、マルウェアを防ぐセキュリティーツールも併用することをお勧めします。

■モバイル端末での注意点
知らないWi-Fiネットワークへの自動接続は無効にしておき、AirDropや近距離共有機能は連絡先に登録された人のみが使えるよう制限しておきましょう。

■アカウント移行時の注意事項
必ず公式ツールを使用し、QRコードやリンクは別の画面で内容を確認してからアクセスするよう心掛けてください。SIMカードやeSIMを変更する際も、通信キャリアのPINコードでしっかり保護しておきましょう。

■古い機器の処分前にすべきこと
各種サービスからのログアウト、SIMカードの取り外し、ペアリングしているウェアラブル端末との接続解除を忘れずに行い、最後にデータを完全消去してアカウントからデバイス登録を削除することが重要です。

 ブリエディスさんは「情報漏えいの多くは、便利さを優先して有効にしたままの設定が原因です。利便性を取る前に、それがどんなリスクを伴うか確認する習慣をつけましょう」と呼び掛けます。

 利便性よりも適切な初期設定を優先することで、長期間にわたる脆弱(ぜいじゃく)性やデータ漏えいのリスクを大幅に軽減できます。スマホやパソコンなどを安全に使うためにも、新しいデバイスを購入したら、まずは先述のセキュリティー対策をしっかりと実行しましょう。

配信元: オトナンサー

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