結婚して初めてのお正月、夫の実家へ帰省することになりました。事前に義母へ「何か持っていくものはありますか?」と尋ねると、「気を使わないで! うちはそういうのいらないから、手ぶらで来てね」との返答。夫も「うちは昔からそうだよ」と言うので、私はその言葉を素直に信じてしまいました。とはいえ、完全に手ぶらなのも気が引けたため、新幹線の駅で1,000円ほどの小さなお菓子だけを購入して向かったのですが……。


親戚一同の前でかいた大恥
義実家に到着すると、すでに叔父・叔母、義祖父母、義姉夫婦が勢ぞろいしていました。リビングのテーブルには紙袋の山がずらりと並んでおり、全員がきちんとした「お年賀」を持参していたのです。
「あら、あなたたちはお年賀は?」という義母のひと言に、血の気が引いた私。「え、あの、いらないとおっしゃっていたので、こちらを……」と駅で買った小さな菓子箱を差し出すと、親戚一同の間に「えっ……」という微妙な空気が流れました。
義母の衝撃発言に絶句
義姉が持参した高級デパートの包装紙と並ぶと、私の菓子箱はあまりにも惨めに見えました。「あらあら、これ駅のお土産よね?」と義叔母にまで言われ、穴があったら入りたい気持ちに……。
夫が「母さんがいらないって言ったんだよ!」と言い返してくれましたが、義母は「そんなこと言ったかしら? 社交辞令に決まっているでしょう」と涼しい顔。結局その年のお正月は、親戚の視線が痛くて早々に退散することになりました。

