責任感が強すぎるあまりに生まれた悲劇
そう考えると、私はまだまだ母親になる責任を持てるほど強くはないのかもしれないなと……。(まだ結婚すらしていないです)。同時に、もし私がヨンウンだったらもっと周りの人に頼るかもしれないな~と思いましたね。
「母親だから、この子を守れるのは私しかいないから!」と責任感が強すぎるあまりに生まれた悲劇だったのかもしれません。
「どんなことも一人で抱えるな!」というメッセージ
ひえ~そんなの理不尽すぎる~! 頑張った挙句の悲劇なんて世知辛すぎる。どうか映画の中だけのお話であってほしいものだけど、こんな現実がこの世のどこかで起きているのかもしれないと思うと、何とも言えない気持ちになります。
最終的に「どんなことも一人で抱えるな!」、そんなメッセージを私はこの映画から受け取りました……ぜひカップルで観ることをオススメします! 映画館へGO!
●『侵蝕』
配給/シンカ 新宿ピカデリーほか全国ロードショー中 © 2025 STUDIO SANTA CLAUS ENTERTAINMENT CO.,LTD. All Rights Reserved.
<文/松本穂香>
【松本穂香】
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年『風に立つライオン』で長編映画デビュー。2017年連続テレビ小説『ひよっこ』に出演して注目を集め、2018年にはTBS日曜劇場『この世界の片隅に』で主演に抜擢。2023年、映画『“それ”がいる森』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。2024年10月期月9ドラマ『嘘解きレトリック』では鈴鹿央士とともにW主演を務めた

