子どもの友だちが家の物を盗んで帰った…親に言う?それとも出禁?SNSで激論 弁護士が示す冷静な対処法

子どもの友だちが家の物を盗んで帰った…親に言う?それとも出禁?SNSで激論 弁護士が示す冷静な対処法

●深刻なトラブルに発展させないための注意点

──注意点はないでしょうか。

次のような注意点が考えられます。参考にしてください。

(1)責めない・断定しない・感情的にならず事実を中心に

「盗みましたよね?」という言い方はNGです。怒りや不安があっても、感情的になると対立を招きます。日時や状況など、客観的な事実に絞って伝えることが大事です。

(2)目的をはっきりさせる

「弁償してほしい」「責任を追及したい」という姿勢ではなく、「子どものために共有したい」「再発を防ぎたい」という目的をはっきり示しましょう。なお、弁償を求めること自体は可能ですが、今回は紛争を防ぐ観点から、その点の解説は割愛します。

(3)深追いしない

相手の親が真摯に対応する姿勢を見せたら、それ以上は踏み込まないことです。続けすぎると、大人同士のトラブルに発展しかねません。

●「伝えない」という選択肢は間違いか

──「伝えたほうが望ましい」とのことでしたが、「伝えない」という選択は間違いでしょうか。

いいえ、必ずしも間違いではありません。今後は家に招かない、子ども同士の付き合いを徐々に減らすといった対応も、現実的な選択肢です。

ただし、その場合、相手の子どもが「なぜいけなかったのか」を学ぶ機会を失う可能性があることは理解しておく必要があります。

結局のところ、冷静に対処することが何より大切です。本当に難しい問題だと思いますし、大人側も日頃から気を付けたいですね。

【取材協力弁護士】
西口 竜司(にしぐち・りゅうじ)弁護士
大阪府出身。法科大学院1期生。「こんな弁護士がいてもいい」というスローガンのもと、気さくで身近な弁護士をめざし多方面で活躍中。予備校での講師活動や執筆を通じての未来の法律家の育成や一般の方にわかりやすい法律セミナー等を行っている。SASUKE2015本戦にも参戦した。弁護士YouTuberとしても活動を開始している。Xリーグ選手でもある。
事務所名:神戸マリン綜合法律事務所
事務所URL:http://www.kobemarin.com/

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