「仕事は辞めちゃだめ」と励まし、孫の世話を引き受けてくれていた70代の実母。母の「元気だから」という言葉を信じ切っていた私ですが、ある日姉から衝撃の事実を告げられて……。友人が体験談を語ってくれました。
週末ごとに娘を預けていた私
「大丈夫、任せて」それが母の口癖でした。
共働きの私たち夫婦にとって、実家の母は頼みの綱。
「私も昔、義母に助けてもらったから。仕事は辞めちゃだめよ」という母の言葉に甘え、当時1歳だった末っ子の育児を、週末のたびに預けていました。
70代という母の年齢を考えれば、体力的には決して楽ではないはずです。
しかし、いつも笑顔で迎えてくれる母の姿に、私は「お母さんはまだ若いし、元気だから大丈夫」と、自分に都合よく思い込んでしまっていたのです。
姉の電話で発覚した、母の背中の秘密
ある日、実家で同居する姉から電話がありました。
「お母さんね、あなたが帰った後、いつも腰に湿布を貼りまくって動けなくなってるのよ。『心配かけたくない』って口止めされてたんだけど……。もうお母さんだって若くないのよ? これ以上、無理をさせないで」
電話を切った後、私は自分の見通しの甘さに愕然としました。
私は母の「大丈夫」を鵜呑みにし、自分の仕事ばかり優先していたのです。
母の支えがあってこその仕事でしたが、その裏で母は、私の仕事を守るために無理を重ねていたのでした。

