光る職人技
不規則な柄が描かれているので、美しく合わせるのは至難の業。まち針を使うなどして、しっかりと柄合わせしてからロータリーカッターで裁断していきます。ミシンで縫製する際には、布をめくって何度も確認。背中のファスナーを閉じてみると、なんと左右でそろっています。ファスナーを見えないように縫い付けるだけでも難しいのに、まさに職人技ですね。
ゴムを縫い付けたり、布端をロックミシンで処理したりすれば完成です。次のシーンでは、このドレスを着た87歳のおばあちゃんが登場します。
そこはかとない“かわいさ”が光る1着に
出来上がったドレスはおばあちゃんの体にぴったり。ゆったりとしたフィット感ながらも、体のラインを美しく見せています。スカート丈はロングよりも少々短め。転びにくさや着心地の良さを確保しながら、フォーマルな華やかさをきちんと出した絶妙のデザインになっています。
すっきりとしたIラインのシルエットをベースにはしていますが、裾のフリルにつけたりふっくらとした袖にしたりなど、随所に“かわいい”が盛り込まれています。高齢者向けだからといってかわいらしさをゼロにしないのは、コスプレ衣装作家であるかのんさんならではの感性ではないでしょうか。こんな“孫らしさ”の詰まったデザイン、おばあちゃんは大喜びだったに違いない!
着用シーンでは87歳とは思えない軽やかな動きで、モデルさながらにくるくると回り披露してくれました。なんと週に5回も社交ダンスに通う“最強ばあちゃん”なのだそうです。かのんさんは動画の説明欄に「これからも、色んなところにお出かけしようね」と書いています。まだこれから何度もこのドレスは活躍しそうですね。

