春に増加する『猫の健康トラブル』3選
1. 毛球症
春に増加しがちな猫の健康トラブルのひとつは、毛球症です。毛球症というのは、猫が飲み込んだ毛が胃や腸で固まってしまう病気をいいます。
実は春は猫の換毛期の季節で、それに伴って猫の抜け毛が大幅に増加し、毛球症が生じやすくなるのです。
通常飲み込んだ毛は、便と一緒に排出されるか、嘔吐によって体外に出されますが、量が多すぎると胃や腸に溜まってしまい、毛球症を引き起こします。
毛球症の主な症状は嘔吐、食欲不振、便秘、お腹の張りなどです。重症化すると腸閉塞を起こし、手術が必要になることもあります。
予防としては、毎日のブラッシングが効果的。特に長毛種の猫は、1日2回のブラッシングを心がけましょう。また、毛玉を除去するためのフードやサプリメントの利用も有効です。
ただし1年中快適な環境で過ごしている飼い猫たちは、換毛期が曖昧で、1年中毛がたくさん抜ける子もいますし、まったく抜けない子もいます。
そのため春だけでなく、年間を通して猫の抜け毛に注意してみるとよいでしょう。
2.花粉症
猫にも花粉症があると言われており、人間と同様に春先にアレルギー症状があらわれる子もいます。
症状としてはくしゃみや鼻水、目のかゆみなど人間の症状に似たようなもの以外にも、皮膚のかゆみや発疹などもみられます。
完全に室内で飼育されている猫は、花粉に触れる機会が少ないですが、飼い主の服についた花粉が原因となる可能性もあるため、帰宅後は速やかに着替えたり家に入る前に服をはたいたりして、できるだけ家に持ち込まないようにしましょう!
またもし「花粉症かな?」と思ったら、動物病院で検査することをおすすめします。花粉症の症状は風邪やほかのアレルギーとも似ているので、検査してみないとわかりません。
人間も花粉症はつらいものですが、猫も同じです。花粉の飛び始めの時期に、呼吸器症状や皮膚症状があらわれたときは、なるべく早めに獣医師に相談してくださいね。
3. 皮膚トラブルとノミ・ダニの寄生
暖かくなる春は、ノミやダニなどの外部寄生虫が活発になる季節で、それに伴った猫の皮膚トラブルが生じやすくなります。
たとえばノミやダニといった寄生虫は猫の皮膚に寄生し、もし皮膚炎を発症すると、激しいかゆみや脱毛などの症状が見られ、猫に不快感をもたらします。
外に出る猫は、もちろんリスクがあるので駆虫薬は必須です。室内飼いの猫でも、飼い主やほかのペットが外から持ち込むことでノミやダニに感染する場合があります。
過度に心配しすぎる必要はありませんが、猫のベッドやブランケットは定期的に洗濯し、清潔を保ったり、家族ができるだけ持ち込まないよう工夫したり、できる予防を行いましょう。
猫の体調管理のコツ
春は気候が安定しない時期でもあります。そのため、日々の体調管理がとても大切です。次のようなポイントを意識しながら体調管理を行いましょう!
こまめな健康チェック
病気の早期発見には、毎日の健康チェックが欠かせません。たとえば…
食欲の変化 排泄の様子 くしゃみ、鼻水、皮膚の状態 体重の増減 口臭など、日々のちょっとした変化にも敏感に気づくことで、早期に異常を発見できます。
定期的なブラッシング
換毛期の抜け毛を取り除くことで、毛玉トラブルを大幅に減らせますし、健康な皮膚や被毛の維持にもつながります。
とくに長毛種の猫は、被毛のメンテナンスが非常に重要です。猫とのスキンシップもとれて一石二鳥なので、ぜひ今日から始めてみましょう。
水分補給に注意
春だけではありませんが、猫はもともと水分を摂らない動物です。しかし水分不足は腎臓や尿路トラブルの原因にもなります。
そのため新鮮な水をいつも用意し、猫の飲水量をチェックしましょう。なかなか水を飲まない猫はウェットフードを取り入れたり、水分補給ゼリーを活用するのもOKです。
寄生虫予防
ノミ・ダニ・フィラリアなどは春から活発になるため、予防薬や清潔さを保つことで対策を固めましょう。
ちなみにノミやダニを予防するだけでなく、交通事故といったリスクを避けるためにも、猫は完全室内飼育が推奨されます。
ストレスケア
春は人間の生活環境が変わりやすい季節ですが、猫にとって環境の変化は大きなストレスになります。
できるだけ猫の生活リズムを一定に保ち、ストレスフリーな環境を用意してあげましょう!
また適度な遊びの時間を設けることで、運動不足の解消とストレス発散につながります。

