ドリアン・ロロブリジーダが語る、Netflix「ボーイフレンド」シーズン2「世の中の愛の形だけ様々な番組があってほしい」

ドリアン・ロロブリジーダが語る、Netflix「ボーイフレンド」シーズン2「世の中の愛の形だけ様々な番組があってほしい」


Netflixで配信中の「ボーイフレンド」シーズン2。2024年7月に配信されたシーズン1はNetflixの日本の週間TOP10で上位に入る人気ぶりを見せたほか、海外のメディアにも取り上げられるなど、大ヒット作品となった。それから約1年半が経ち、2026年1月からシーズン2の配信がスタートした。10人のBoysの恋と友情の行方に注目が集まるなか、2月3日(火)には最終エピソードが配信される。

今回はシーズン1、シーズン2と続けてスタジオMCを務め、自身もゲイであることを公表しているドラァグクイーンであるドリアン・ロロブリジーダさんに、番組に込める思いと、シーズン2の見どころを聞いた。
 「ボーイフレンド」シーズン1・シーズン2でスタジオMCを務めるドリアン・ロロブリジーダ
「ボーイフレンド」シーズン1・シーズン2でスタジオMCを務めるドリアン・ロロブリジーダ


■企画を聞いた初めは喜びと同時に危惧もあった

――シーズン1、シーズン2と、スタジオMCとして番組に参加されているドリアンさんですが、最初に「男性同士の恋愛リアリティーショーが制作される」と聞いたときはどう思いましたか?

プロデューサーのTaikiさんとは以前から知り合いだったので、早い段階から「こういった企画が進んでいるから、何かしら携わってもらえたら」というお話をいただいていたんです。ただ、そういった番組が作られるということへの感慨と同じくらい、危惧も抱いていて。

――それはどのような危惧だったのでしょうか?

恋愛リアリティショーというのはどうしても「刺激」だったり「過剰なドラマ」のようなものを売り物にしている作品が多い印象を持っていて、正直に言うとあまり見ていませんでした。だから「大丈夫なのか?」という気持ちがすごく強かったんですね。ゲイの人間模様や心の機微を、マジョリティの人たちがエンターテインメントとして「消費するだけ」の番組になってしまうのではないか、という不安です。映像の作りやスタジオの雰囲気に少しでも「面白がってやろう」「消費してやろう」というところがあったら、私が苦言を呈さなきゃ、と思っていたんですよ。この作品で初めて自分のセクシュアリティやお顔を出されるBoysに比べたら、私は先んじてこうして人前に出て色々やらせていただいているので、何かあったら「私がみんなのこと庇うからね!」というつもりでいました。
 【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真 / (C)Netflix



――収録が始まり、編集された映像をスタジオでご覧になって、いかがでしたか?

「杞憂だった」とすぐ分かりました。温かく優しい視線が彼らに注がれていて、映像の中の空気がとても優しかったんです。一緒にMCをされる皆さんもとっても聡明で優しい方々で、Ep.1の映像を見て色々とトークをする中で、自分の心配はただの取り越し苦労だったということをすぐに感じました。

――シーズン1は配信後に大変話題になりましたが、それをどのように受け止めましたか?

シーズン1の配信直後は二丁目で行く店行く店、どこもかしこもその話題で持ちきりでしたね。皆さんがお酒を飲みながら「こいつはどうだ、あいつはどうだ」という話をしていて。当事者たちもエンターテインメントとして楽しく受け止めてくれているんだなと感じました。やはりリアリティショーの醍醐味の一つは、友達と一緒にああでもないこうでもないと言いながら見ることですものね。ふらっと入ったお店で、そういう情景が繰り広げられていたのは本当に嬉しかったですね。

■悩んで、傷ついて、誰かを想う気持ちは同じ

――改めて、「ボーイフレンド」という作品にはどんな意味があったと感じていますか?

セクシュアルマイノリティの人も、悩んで、妬んで、誰かに想いを寄せて、傷ついて、励まし合って…、マジョリティの人と全く同じことをしているだけなんだということを「知ることができる」というのは、本当に大切なことだと思いますし、その意味でこの作品が果たせる役割は必ずあると思います。もちろん1つの作品で世界がガラッと変わることはないでしょうし、「ボーイフレンド」がセクシュアルマイノリティの実情全てを映しているとも思いませんが、セクシュアルマイノリティについて知ろう、勉強しようと思う一つのきっかけにはなりうると思います。シーズン1の配信からまだ1年半ですが、この1年半の間でも、自分が理解できないものや今まで接してこなかったものに対して、「大っぴらに気持ち悪いって言ってもいいんだ」「排斥してもいいんだ」という風潮が、また少しずつ世の中に広がりつつあると感じています。だからこそ、この作品をもっともっとたくさんの方に見ていただけたらと願っています。
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真 / (C)Netflix


――1月よりシーズン2の配信中がスタートしました。スタジオでご覧になって、いかがでしたか?

シーズン2はボーイズの感情の機微がより丁寧に描かれていると感じました。集まる方たちが違えばそこで起こる人間模様もまた全く違うものになるので、シーズン1の続きとしてではなく、また別の人間ドラマという形でご覧いただければ、より楽しんでいただけるかなと思っています。もちろん恋愛模様もありますが、人と人が恋愛感情抜きに寄り添う方法をBoysがちゃんと実践しているのがとても素敵だなと思いますし、見ているこちらも学びになりますね。
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真 / (C)Netflix

 【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真
【写真】「ボーイフレンド」シーズン2シーン写真 / (C)Netflix


――シーズン1のあとに、「絶対このメンツでまたシーズン2がやりたい」とおっしゃっていたとか。夢が叶った感想は?

とても嬉しいです!こうなったら私は欲張りますよ。「シーズン10」まで行きましょう!「ボーイフレンド」の他に「ガールフレンド」もあってほしいし、世の中の愛の形だけ様々な番組があってほしいと思います。

Netflixリアリティシリーズ「ボーイフレンド」シーズン1〜2 Netflixにて独占配信中。シーズン2最終話は2月3日(火)配信スタート。

ドリアン・ロロブリジーダ
1984年生まれ、東京都出身。学生だった2006年12月のデビュー以降、ドラァグクイーンとして活動。最近では俳優として映画『エゴイスト』『ストレンジ』にも出演している。

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