たんぱく質の一日の摂取量とは?メディカルドック監修医がたんぱく質の一日の摂取量・男女別の摂取量・不足すると現れる症状・過剰摂取すると現れる症状・多く含む食品・効率的な摂取方法などを解説します。

監修管理栄養士:
寺下 博美(管理栄養士)
東京糖尿病療養指導士、食事アレルギー分野管理栄養士、フレイルサポート栄養士、東京JDA-DATスタッフ、終末期ケア専門士、フードコーディネーター
「たんぱく質」とは?

たんぱく質は、炭水化物、脂質とともに、エネルギー産生物質の1つで、人間の体にとってなくてはならない栄養素です。人間の身体は60%が水分で残りの40%の半分がたんぱく質です。筋肉や臓器、皮膚、爪、毛髪など体のいろいろな部分をつくっている主要な構成成分で、体の機能を調整するために必要なホルモンや酵素の材料でもあります。栄養状態の鍵を握るのもたんぱく質です。たんぱく質を構成するアミノ酸は 20 種あり、ヒトはそのうち、11 種を他のアミノ酸又は中間代謝物から合成することができますが、それ以外の9 種は食事から直接摂取しなければなりません。
【男性】たんぱく質の一日の摂取量

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、男性のたんぱく質の1日あたりの推奨量は以下のとおりです。
男性18〜74歳65g
75歳以上60g

