【まとめ】本物の日本を知るジャポニスムの画家エミール・オルリク
葛飾北斎《冨嶽三十六景》「神奈川沖浪裏」, Public domain, via Wikimedia Commons.
「画狂老人」を名乗った葛飾北斎を尊敬し、自身も老年に達したら「画狂老人」と名乗りたい…と書き残したエミール・オルリク。日本を訪れて直接その文化に触れた、数少ないジャポニスムの画家です。
「ジャポニスム」というと、モネやファン・ゴッホなど知名度の高い画家の名前が挙がりやすいのですが、彼らは現実の日本を知りません。にも関わらず、訪日して現地で文化を吸収した芸術家を差し置いて、ジャポニスムを代表する存在として語られているのが現状…個人的には違和感があるところです。
エミール・オルリク《Evening in Fukagawa》, Public domain, via Wikimedia Commons.
日本を訪れた画家からすれば、そうでない画家のほうが高く評価されているのを見て、「あいつらは本当の日本を知らんくせに…ぐぬぬ…!」ってなりません?
この記事を通して、巨匠のに埋もれがちなオルリクの魅力を皆さまと分かち合えれたら幸いです。「ジャポニスム」の展覧会では、オルリクのような芸術家にも注目してみませんか。
参考)
※の出典…千足伸行『もっと知りたい世紀末ウィーンの美術: クリムト、シーレらが活躍した黄金と退廃の帝都』東京美術、2009
