
女優ののんが9月29日、都内で行われたABEMAオリジナルドラマ「MISS KING / ミス・キング」の配信直前プレミアムイベントに、共演の藤木直人、倉科カナ、奥貫薫、森愁斗、鳴海唯、西岡徳馬、山口紗弥加、中村獅童と共に出席。女性棋士を目指す役のストイックな役作りを明かした。
■のん、駒さばきを特訓
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥(のん)が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも史上初の女性棋士を目指し、前に進もうとする力強い女性の姿が描かれる。
主人公の飛鳥を演じたのんは「私、将棋はやったことがなくて、駒を触るのも初めてでした」と告白。「そういうチャレンジングな要素もありつつ、キャラクターも、ここまで笑顔がなくてぶっきらぼうで態度が悪い役はあまりなかったので、そこが魅力的になるようにどうにか一生懸命演じました」と語った。
役作りに関してのんは「駒さばきがうまくなりたいと思って。将棋指導の先生に『1日100回打てば絶対にうまくなるから大丈夫です』って言われて」と回想。「100回を目指して、朝ごはんを食べているときもテレビを見ているときも、ずっと将棋盤で駒を触りながら過ごしました」とストイックな役作りを明かした。

■のん、藤木直人との初共演は「すごくうれしかった」
藤木との初共演に関しては「すごくうれしかったです」と喜び「初めてお会いしたときにすらっとされてるし、めちゃくちゃかっこよくて。『ひゃー!』ってなって!」と笑顔。のんは「私的には藤木さん演じる藤堂の荒っぽいワイルドなキャラクターが新鮮だな、って感じていて。一緒にシーンを撮っているときに、そのキャラクターが本当に魅力的でかっこよくてしびれました」と声を弾ませた。
藤木は「僕はのんさんと初対面だったので、『実在するんだ』って思いました」と告白。「やっぱり唯一無二というか、オリジナルの方。単なるいち俳優ではなくて、音楽や映画監督など、いろんな表現をなさっている方。今まで接点がなかったので『本当にいた!』と思いました」と口にしていた。
※西岡徳馬の徳は旧字体が正式表記
◆取材・文=山田果奈映


