衆議院選挙で激戦が繰り広げられる中、高市早苗首相が描かれた菓子「さなえちゃんクッキー」をめぐり、SNSで「舌戦」が起きている。
きっかけは、三重県内のコンビニで「さなえちゃんクッキー」が販売されていたとするXの投稿だった。
この投稿を受けて「実質的な選挙運動なのでは」「違法だと思う」といった批判が相次いだ。一方で、「(投稿は)店に対する営業妨害」など、販売店を擁護する声もあった。
こうした中、「さなえちゃんクッキー」など高市首相関連商品の企画・販売を手がける「絵図屋」(奈良市)と、販売店舗の一つであるファミリーマートが、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、それぞれの対応を明らかにした。
人気商品とされる「さなえちゃんクッキー」の行方は──。
●「例に見ない勢いで好調」
「さなえちゃんクッキー」は、高市首相の地元・奈良市の印刷会社が運営する「絵図屋」が手がけた商品だ。包装紙には、シカにせんべいを差し出す高市首相のイラストが描かれ、クッキーにも似顔絵や「女性初総理大臣」といった文字が記されている。
絵図屋の担当者によると、「販売数に関してはお答えできませんが、例に見ない勢いで好調に販売しております」という。
店舗やオンラインストアでは、こうした高市首相関連のグッズが並び、売り切れている商品もある。
絵図屋の担当者は、選挙期間中の販売であっても「今のところ、販売を差し控える予定はございません」と説明している。
●ファミマ「現在は取り扱いを一時休止」
議論の対象となった「さなえちゃんクッキー」は、衆議院や国会関連のグッズを扱うオンラインストア「ショップ永田町」でも販売されている。
同サイトでは、選挙期間中も高市首相の似顔絵入りのペンやタオルなど、関連グッズが販売されている状態だ。高市首相以外の与党政治家のグッズも取り扱っている。
一方、問題の発端となったXの投稿は1月28日で、公示の翌日に投稿されたものだった。投稿によると、近鉄名張駅のファミリーマートで特設台が設けられ、「さなえちゃんクッキー」が販売されていたという。
これに対し、SNSでは多くの批判が寄せられた。
ファミリーマートの広報担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「当該商品は、近畿地方の一部店舗での取り扱い商品であり、現在、該当商品の取り扱いは一時休止しております」と回答した。一時休止の理由については明らかにしていない。

