
乾燥が気になる季節。暖房をつけると、どうしても空気がカラカラになってしまいますよね。実は、加湿は風邪予防や肌の乾燥対策だけでなく、部屋をより暖かく、心地よく過ごすためにも欠かせない存在なんです。今回は、忙しい毎日でも取り入れやすいおすすめの加湿器と、加湿器がなくてもできる簡単な湿度アップの工夫をご紹介します。

教えてくれたのは▷宮本征一先生
摂南大学理工学部建築学科教授。建築環境や設備に詳しく、日本建築学会ほか複数の学会に所属。企業や自治体と快適な室内環境の共同研究を続けている。
加湿すれば皮膚の熱が外に逃げないから暖かい
加湿をすると肌やのどが潤うのは分かるけど、どうして部屋が暖かく感じられるのでしょうか?「部屋が乾燥していると、気化熱によって皮膚表面から熱が奪われやすくなります。一方部屋が加湿されて、空気中に適度に水分があると皮膚からの熱移動が少なく抑えられるために、暖かく感じるのです。大体部屋の湿度を40~60%に保っていれば、皮膚の水分が外に逃げにくいので、暖かく感じると思います。ただし、湿度を上げ過ぎると、結露が起きやすくなるので、ご自身の住環境に合わせた湿度設定が大切です」(宮本先生)
【加湿のPoint】加湿をすると室温を0.5℃下げても体感温度は同じ

加湿をしていれば、エアコンの設定温度を0.5℃下げても体感温度はほぼ変わらないという報告があります。肌も潤い、感染症予防にも役立つので、冬に加湿は欠かせません。

