家庭用血圧計を選ぶ際にチェックすべきポイントは?
血圧が正確に測れるかどうか
二の腕にカフ(腕帯)を巻くタイプは、心臓の高さに合わせやすく測定値が安定するため、専門家も推奨しています。手首式は持ち運びには便利ですが、姿勢の影響を受けやすく正確に測るのが難しいため、毎日の管理には上腕式が適しています。
また、医療機関でも使われる基準をクリアした「認証マーク」がある血圧計を選ぶと安心です。
血圧計のカフの種類
大きさとしては、子供や腕が細い人向けの「小児用」、腕が太い人向けの「成人用大型」などがあります。
家庭用血圧計の腕に巻く帯(カフ)には、素材や形状の違いによって「ハードカフ」と「ソフトカフ」の2種類があり、以下のような特徴があります。
■ハードカフ
カフ自体が腕の形に合わせた筒状の硬さを持っているタイプです。腕に通して留めるだけなので、片手でも簡単に装着でき、位置もずれにくいのが特徴です。高齢者でもスムーズに使用ができ、測定値のばらつきを防ぎやすい利点があります。
■ソフトカフ
布のように柔らかい素材で作られているタイプです。腕の形に柔軟にフィットするため、自分の好みの強さに微調整して巻くことができます。ハードカフに比べてコンパクトに折りたためるため、収納や持ち運びに適しています。ただし、素材が柔らかいため片手で巻こうとするとカフが回転したりズレたりしやすく、装着に慣れが必要です。
不整脈検知の有無
脈の乱れを検知してマークで知らせる機能があるものを選びましょう。
高血圧があると心臓に負担がかかり、不整脈が起こりやすくなるため、症状が乏しい場合でもいち早く脈の異常に気が付き、早期の治療に結び付けることができます。
画面の見やすさと簡単操作
画面が大きく数字がはっきり見えるものや、ボタン一つで測れるシンプルなものは、毎日の測定が負担にならず続けやすいです。
記録機能の有無
測定結果を本体に保存したりスマホアプリに自動で送ったりできる機能があれば、自分で書く手間が省け、病院の先生に正確な記録を伝える際に非常に役立ちます。
家庭用血圧計はスマホ連動モデルの方が良い?
血圧計のスマホ連動とは?
血圧計のスマホ連動とは、Bluetoothなどの無線通信技術を使用して、血圧計で測った血圧や脈拍の値をスマートフォンの専用アプリへ自動で送り、保存する仕組みのことです。これまでは測るたびに数値を紙の血圧手帳へ手書きして記録するのが一般的でしたが、この機能があれば手間なくデジタルデータとして残すことができます。オムロンやタニタ、シチズンなど、多くの主要メーカーからアプリと連携できる便利な機種が販売されており、日々の血圧管理がとても簡単になります。
血圧計のデータをスマホ連動するメリット
メリットは「記録が自動になる」ことで、手書きの手間や書き忘れを完全になくせる点にあります。専用アプリが数値を自動で集計してグラフにするため、自分の血圧がどう変わっているかをひと目で確認でき、健康への意識も高まります。また、診察の際にお医者さんにスマホの画面を見せるだけで正確な家庭血圧のデータを伝えられるため、より適切な診断や薬の調整に役立ちます。機種によっては、離れて暮らす家族とデータを共有して健康状態を見守ることも可能です。
スマホ連動の血圧計を使うときの注意点
注意点は、便利な機能だけに注目せず、正確に測定できる「上腕式」の血圧計を使うという基本を守ることです。最近はスマートウォッチやスマホのカメラ機能だけで血圧が測れるとするものもありますが、現時点では医療的な精度が十分に保証されておらず、それをもとに医師が薬の量を調整することはありません。また、自分のスマホの機種やアプリのバージョンが血圧計と正しく対応しているか、購入前に確認することも大切です。測定は椅子に座って1〜2分安静にするなど、常に正しい姿勢で測定することを心がけましょう。

