「その彼、モラ夫予備軍かも」親友の忠告で、シングルマザーは目を覚ます|シンママの彼はモラ夫予備軍

「その彼、モラ夫予備軍かも」親友の忠告で、シングルマザーは目を覚ます|シンママの彼はモラ夫予備軍

自分に対する隆司の愛情は感じつつも、束縛に苦しむえりか。親友に相談してみると、彼に対する決定的なアドバイスを得ることになって…。

「大好き」という言葉を幸せに感じていたけど

男女 すれ違い

「俺はえりかさんが好きだから一生かけて幸せにするよ。安心してついてきて」

元夫に「役立たず」と言われ続けた私にとって、彼の言葉は、長年乾ききっていた心に、一滴ずつ潤いを与えてくれるようだった。こんなにまっすぐに「大好き」と言われたことは、私の人生で初めてだった。

隆司は結婚するつもりでいて、お互いの親への挨拶や、一緒に住む家のことなどをよく話していた。彼の言葉を信じれば、私はもう一人で頑張らなくてもいい。でも、一抹の不安は消えることがなかった。

彼の束縛や、あたかも私が悪いように言いくるめられる状況が増えてきたことで、私は少しずつ彼との距離を取り、結婚の段取りを遅らせるようにしていた。

優しく人格を否定し続ける恋人

話し合い

ある日、彼の過度な束縛に対して、思い切って自分の気持ちを伝えてみたこともある。でも、彼は私の言葉を受け入れるどころか、逆に私のダメ出しを始めた。

「えりかさんが、俺の気持ちをちゃんと考えてないから不安になるんだよ。そんなこともわかってくれないの?」

暴言を吐かれるわけではない。けれど、彼の言葉は私を「ダメな人間」だと静かに、そして確実に追い詰めていく。元夫に近い支配欲のある人と一緒にいる気がして、どうしたらいいか分からず苦しかった。

「別れたいって言ったら、隆司くんはどうする?」

私が勇気を出して問いかけると、彼は顔色を変えた。

「それって俺はもういらないってこと?俺、捨てられられたら生きる気力もなくなっちゃうよ」

あえてそれ以上話を進めることはしなかったけれど、別れ話をするのも相当に大変そうだと感じてしまった。

配信元: ママリ

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