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大腸がんは何歳から気をつければいい? 大腸カメラを受けるべき年代と便潜血検査の目安を医師が解説

大腸がんは何歳から気をつければいい? 大腸カメラを受けるべき年代と便潜血検査の目安を医師が解説

「自分はまだ若いから大腸がんにはならない」と思っていませんか? じつは大腸がんは、食生活や家族歴などによって若い世代にも起こりうる病気です。特に近年は、20~40代で発症するケースも増えており、早期からの意識が重要になっています。では、大腸カメラは何歳から受けるべきなのでしょうか。リスクの考え方や受診の目安を、千里丘内視鏡クリニックの松村先生に詳しく伺いました。

※2025年12月取材。

松村 晋矢

監修医師:
松村 晋矢(千里丘内視鏡クリニック)

島根大学医学部医学科卒業。松江赤十字病院初期研修医。京都第一赤十字病院消化器内科、京都府立医科大学附属病院消化器内科、京都中部総合医療センター消化器内科医長を経て「千里丘内視鏡クリニック」を開院。医学博士(京都府立医科大学)、日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

一般には大腸カメラは何歳から推奨される? 便潜血検査と併用すべきなのか

一般には大腸カメラは何歳から推奨される? 便潜血検査と併用すべきなのか

編集部

はじめに、大腸カメラは一般に何歳から受けるべきか教えてください。

松村先生

現在、日本では大腸がんを予防するため40歳以上は年1回、便潜血検査を受けることが推奨されています。そこで陽性反応が出た場合には、精密検査として大腸カメラを受けるように勧められます。特に近年は40代で大腸がんが見つかるケースが増えているため、40歳になったタイミングで一度検査を受けると安心です。大腸カメラはポリープをその場で切除でき、がんを未然に防げる予防的検査として非常に有効です。

編集部

大腸カメラを受けるなら、便潜血検査は受けなくてもよいのですか?

松村先生

そういうわけではありません。毎年受ける便潜血検査は、大腸がんのスクリーニングとして役立つだけでなく、出血を伴う病変の早期発見に役立ちます。大腸カメラと併用し、年1回受けることが推奨されています。

編集部

大腸カメラは1回受ければ十分なのでしょうか?

松村先生

大腸カメラはポリープの有無や体質によって、1〜5年ごとの定期検査が必要です。何年ごとに検査を受けるべきかはその人の体質や家族歴などによっても異なります。

編集部

症状がない場合大腸カメラ検査は不要なのかも気になります。

松村先生

症状がないまま進行するのが大腸がんの特徴です。特に初期の大腸がんは知らない間に進行してしまうことが多いので、無症状でも検査は必要です。私は普段、「症状がなくても40代であれば一度は大腸カメラを受けましょう」と患者さんにお伝えしています。この場合の検査は自費になってしまいますが、それでも大腸がんの早期発見が期待できるという点で、検査の意義はとても大きいと考えています。

特に“こんな人”は要注意。若くても大腸カメラを受けて

特に“こんな人”は要注意。若くても大腸カメラを受けて

編集部

若くても大腸カメラを受けたほうがよいのはどんな人ですか?

松村先生

家族に大腸がんがいる場合は、40歳未満でも検査が必要です。特に親や兄弟姉妹が大腸がんを経験している場合、一般の人よりリスクが2倍ほど高く、40歳未満でも検査が推奨されることがあります。さらに、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患がある人、喫煙歴が長い人、肥満、偏った食生活の人など、生活習慣リスクが重なる場合も要注意です。

編集部

家族が若い年齢で大腸がんだった場合もリスクが高いのですか?

松村先生

はい。50歳未満で大腸がんを発症した家族がいる場合、遺伝性大腸がんが考えられます。その場合、家族の方の発症年齢より10年前から検査を始めることが推奨されることもあります。

編集部

どんな症状があったら検査を受けた方がよいでしょうか?

松村先生

「血便がある」「便秘と下痢を繰り返す」「体重が減少してきた」「便が細い」「腹痛が断続的に続く」「粘液便が出た」といった場合は早めに検査することが重要です。

配信元: Medical DOC

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