担任の先生との面談を決意
帰り道、私は里佳子の言葉を反芻(はんすう)しました。
確かに、今の湊は、"美奈子ちゃん"というせまいおりの中に閉じ込められている。親である私が、外の世界の広さを教えてあげなくてどうするんだ…。
私はスマホを取り出し、中学校の担任の先生に連絡を入れました。
「おいそがしいところ申し訳ありません。湊の進路のことで、至急ご相談したいことがあるのですが……」
担任の先生は、快く「明日の放課後、お話ししましょう」と言ってくれました。
一人で抱え込まず、プロに相談する。
里佳子が教えてくれた一歩を、私はふみ出しました。
あとがき:「孤独な育児」を救う、第三者の視点
どん詰まりの状態にある時、経験者の言葉は、何よりのクスリになります。
里佳子の「高校は中学とはちがう」という力強い言葉は、麻美だけでなく、読者の皆さんの心にもひびいたのではないでしょうか。
親の視野がせまくなると、子もまた苦しくなります。まずは、親が外の世界に目を向け、専門家である先生をたよる。そんな一歩を踏み出す麻美の変化を通じ、周囲に助けを求めることの大切さが伝わるエピソードです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

