「両親が死ぬまで続く」人生を削ったヤングケアラーの声、“家族の呪縛”という現実 メディアの責任問う声も

「両親が死ぬまで続く」人生を削ったヤングケアラーの声、“家族の呪縛”という現実 メディアの責任問う声も

●大人になっても続く「ケア」の後遺症

ヤングケアラーの問題は、「大人になったら終わり」ではありません。成人後も家族の呪縛や経済的困窮に苦しみ続ける人が少なくないようです。

北海道出身の40代女性は、幼少期から弟や妹たちの世話を続け、進学も制限されました。

30代後半でようやく外部に支援を求めましたが、「18歳までしか支援できない」と断られたといいます。その後も父親の医療費を自らの預金から捻出し、家庭環境などを理由に婚約破棄にも至ったといいます。

大阪府の50代女性は、小学4年生の頃から両親の関係が破綻し始め、毎日のように母の愚痴を聞かされ、挙げ句には父の浮気相手のマンションを見張りに行かされるなど、「精神的ヤングケアラー」として育ったことを明かしました。

●メディアの取り上げ方への疑問、批判も

一方で、メディアの報じ方に対する疑問の声も寄せられました。

「面白さや分かりやすさを優先するあまり、家族の一場面を切り取り、社会的な問題構造として消費してしまった側面は否定できない」(東京都・40代男性)

「ネットで親を叩くのではなく、ヤングケアラーの子どもにもわかるように『困ったときはこんな助けがあるんだよ』などとわかりやすく伝えてあげることはできないんでしょうか」(関西地方・60代女性)

ヤングケアラー問題は、単なる「お手伝い」の延長ではありません。

埼玉県の40代女性は、自分と同じ苦しみを子どもに味わせたくないと願いつつ、こううったえます。

「どうか、子どもの時に親と籍を分けられる、そして名前や身元を隠せる法律を作ってください。そして、せめて高校を卒業するまでは学校に通えるように寄宿舎や寮のような避難所を作ってください」

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