後悔はない、明るい未来のために
実家に到着すると、両親が温かい笑顔で迎えてくれた。母はみずほを抱きしめ、父はそらを抱き上げ、二人を温かく受け入れてくれた。
「えみ、よく頑張ったね。もう大丈夫だから」
母の言葉に、私は張り詰めていた心がゆるみ、涙が溢れてきた。
「ありがとう、お母さん…」
「いいんだよ。これからは一緒にみずほとそらを一緒に育てるんだから」
父も優しく声をかけてくれた。私は両親の温かさに包まれ、ようやく肩の力が抜けたのを感じた。
この決断が、本当に正しかったのかどうか、まだ分からない。でも、後悔はしていない。私はこの道を選んだ。子どもたちを笑顔にするために、私が笑顔になるために、そしてもう二度と、あのころの私には戻らない。私は前を向いて歩いていく。
あとがき:さようならと、これから
物語は、悲しい別れで終わるのではなく、新しい人生の始まりを告げます。夫への期待を捨て、子どもたちとの未来への希望が入り混じった、複雑な感情が描かれています。もう過去には戻らない、そして、これから幸せになるのだという決意が感じられるエピソードでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

