悪性リンパ腫の再発
悪性リンパ腫の治療後は、定期的にフォローアップが実施されます。治療終了後の約2年間は2〜3ヵ月毎、その後は3〜6ヵ月毎に血液検査や画像検査を行います。
再発の約8割は臨床症状の出現によって発見されます。再発時の症状には、リンパ節の腫れ、睾丸の腫れ、頭痛、吐き気、視覚異常などがあります。髄液中の再発も見られることがあります。
また、再発時には救援化学療法を行い、効果が得られた場合には、自家造血幹細胞移植併用の大量化学療法が行われることもあります。
悪性リンパ腫についてよくある質問
ここまで悪性リンパ腫が完治するまでの期間などを紹介しました。ここでは悪性リンパ腫についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
悪性リンパ腫はどのような方がなりやすいですか?
悪性リンパ腫は70歳代が発症のピークで、年々高齢化に伴い発症率が増加する傾向にあります。男女比は3:2で、男性の方が多い傾向にあります。
年齢別に見ると、ホジキンリンパ腫は20〜30歳代の若い方に多く、非ホジキンリンパ腫は小児では10歳前後、成人では50歳前後で多く見られます。身体的特徴としては、男性の身長が高いグループが低いグループに比べてリンパ腫の発生リスクが高く、成長期のホルモンの影響が関与していると考えられています。
女性の場合、出産経験があること、初潮年齢が高いこと、月経周期が27日より短いことがリンパ腫発症のリスク要因とされています。これらはエストロゲンの増加による免疫機能の変化が関係していると考えられています。
悪性リンパ腫の予後について教えてください
悪性リンパ腫の予後は、病型、病勢、病期によって異なります。病期で分類すると、限局期(Ⅰ〜Ⅱ期)の5年生存率は約70〜90%と高いですが、進行期(Ⅲ〜Ⅳ期)になると約40〜60%に低下します。
病勢による分類では、治療を行わない場合、低悪性度では年単位での予後が見込まれますが、中悪性度では月単位、高悪性度では週単位での進行が予測されます。つまり、病気の進行速度が速い程予後が悪くなる傾向があります。
治療の有無や適切な治療法の選択によっても予後は変わるため、早期診断と適切な治療が重要です。治療による予後改善が期待されるため、医療機関での継続的なフォローアップが不可欠です。

