
実際に足を運んでみると、想像していた以上にスケールが大きく、気づけばあちこちで足が止まってしまう場面ばかり。この記事では、そんな動き出す浮世絵展の見どころをレポートします。
江戸の名作に没入できるイマーシブ体験
「動き出す浮世絵展」は、葛飾北斎や歌川広重、歌川国芳、喜多川歌麿など、世界的に知られる浮世絵師の作品300点以上をもとに構成された、没入型のアート展。3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使し、平面の浮世絵を巨大な映像空間として再構築しています。
壁や床、天井いっぱいに広がる映像の中では、波がうねり、風景が流れ、人物たちが次々と動き出します。これまで美術館で静かに鑑賞してきた浮世絵とは異なり、作品の世界に自分ごと入り込んだような感覚で楽しめるのが、「動き出す浮世絵展」ならではの魅力です。
会場に足を踏み入れた瞬間、非日常の映像空間が広がる
雅:富士山
会場に入ると、まず目に入るのは、壁一面の解説パネル。「浮世絵とは何か」から始まり、葛飾北斎や歌川広重、歌川国芳、喜多川歌麿といった絵師たちの歩みが、まとめられています。どんな時代に生まれたのかといった基本的な解説が壁一面に並び、これから始まる世界に入るための準備運動のようなパートになっています。
そのエリアを抜けて少し進むと、空間は一気に暗転。巨大な映像と音に包まれ、いよいよ没入体験が始まります。
