
なにわ男子、初のドームライブは、彼らの原点である大阪の京セラドーム大阪で、最終日をむかえた。結成から今日まで、成長の軌跡を余すことなく見せ、さらに彼らの沼へと引き込んでいく。
■夢の舞台、京セラドーム大阪でジュニア時代からこれまでの熱い想いを馳せる
2021年にCDデビューし、今年デビュー5周年のアニバーサリーイヤーに突入したなにわ男子。グループ初となるドームでのライブは東京ドーム2days、そして京セラドーム大阪は史上初となる6日間連続公演と、華々しいスタートを切った。そんな彼らは最終日となる2月4日、公演前の囲み取材にオープニングのド派手な赤と金の王子様衣装で出席。
藤原丈一郎は、「僕自身は、京セラドームでオーディションを受けて、今日が20代ラストのステージということで、感慨深いなと思います。なにふぁむにもっともっと幸せをお届けできるように今年も頑張りたい」と、入所時の思いを語る。
普段クールな高橋恭平も「ここまでやってきたことはすごい間違ってなかったんやなって思った瞬間でしたし、なによりファンの笑顔を見れるだけですごく幸せな気持ち」と、ファンへの思いを話す。
オープニング衣装も手がけた、衣装担当の長尾謙杜は、「東京ドーム、京セラドーム、2つの夢の舞台で僕たちが夢の通過点として置いていた場所なので、たどり着くことができてすごく幸せ。」、道枝駿佑は「自分たちにとってすごく忘れられない思い出になるかなと思いますし、5周年に向けて加速していけるような7人になれるように」と夢の舞台に立てる喜びを表現。
西畑大吾は、「結成当時にSUPER EIGHTの大倉(忠義)くんから、“いつか自分たちの力だけでこの場所へ帰ってこいよ”というお言葉をいただいて、そこから8年ほど経って、単独で今デビューして、このドームに立たせていただいております」と先輩である大倉からの言葉を、大西は「オープニングでゴンドラから登場した時は関西ジュニア時代の京セラドームのコンサートも思い出しましたし、自分たちのファンの皆さんだけで埋め尽くされてる空間がすごく幸せで、この景色を見るために生まれてきたんじゃないかっていうぐらいすごく目に焼き付きました」と、今日までの公演を振り返る。
そして大橋は、かしこまったver.の“プリン食べすぎて、おしりぷりんぷりん”の自己紹介で場を和ませ、「アイドルをやっていて良かったと思える瞬間。一公演一公演、初心に戻れる」とそれぞれの言葉で、ドーム公演、そして支えてきてくれたファンへの思いを言葉にする。
藤原が進行MCとなり、記者陣の質問に答えていく場面。週刊なにわ(藤原?)からのむちゃぶりで、「大橋くん、今の気持ちを漢字一文字で例えてください」という質問が。これまでに大橋がやってきた“Y”や“土”は封印するように言われ、そわそわとする大橋。全員の視線を浴びながら、これまでにしたことのないドームver.として手を挙げ、足を少し開き、「人」の文字を披露。「たくさんの人にお世話になってるなとか、エネルギーをもらってるのもあるし、携わってくださってる方々に、ほんまに力添えいただいて、このステージに立てたなっていうことが改めてすごい感じましたので、人の力ってすごいんやなって思いました(大橋)と、バッチリと決めてくれた。さすがの高いトークスキル、そしてなにわ男子の仲の良さが光った瞬間だ。

■スタートからなにわ男子らしさ全開! 代表曲「ダイヤモンドスマイル」で幕開け
ライブでは、入所からこれまでのアーティスト写真が次々と流れる、エモさ抜群のオープニング映像。7色の光が集まると、インパクト抜群な真っ赤な衣装に身を包み、ゴンドラで登場したなにわ男子。一曲目のイントロが流れると、会場からは大きな歓声が湧き上がった。それもそのはず、ジュニア時代からの彼らの代表曲とも言える「ダイヤモンドスマイル」のアニバーサリーバージョンで本公演は幕を開けた。
自己紹介ソング「Seven Stars 2025」では、それぞれが胸キュンセリフを連発。「愛してるで(西畑)」、「だーいすきだよ(大西)」「チューして(長尾)」、「抱きしめていい?(道枝)」、「大好きやで?(高橋)」、「大好きだぞ、ばーか(藤原)」、「愛してるぞ、ばーか(大橋)」と、カメラに向かって放たれる言葉にときめきが止まらない!
大西考案の“ちゅきちゅき”シリーズ「ちゅきちゅきハネムーン」では、彫刻像になったなにわ男子のメンバーがバックの映像に現れ、そのシュールさに笑いが起こる。そして、藤原扮する“丈子”が存在感抜群の、鮮やかなオレンジ色のドレスを着て、メインステージへ舞い降りると、圧倒的なビジュアルで会場は一気に“丈子”ワールドへ。そんな丈子のハネムーンが終わると、後輩である関西ジュニアたちが登場し、「勇気100%」「関西アイランド」を歌い、嬉しそうに仲睦まじく引っ付き合う姿に胸が温まった。
■愛され藤原への豪華な誕生日サプライズ!
この日は、2月8日に誕生日をむかえる藤原の20代ラストライブ。MCでは、そんな藤原へサプライズで誕生日のお祝いメッセージが届いた。まずは、藤原が愛してやまないオリックス・バファローズの球団公式マスコットのバファローブル&ベルが、ケーキとともに登場! 驚きから、「今日オリックスの試合ないで!?(藤原)」と、さすがのツッコミを見せた。さらには、オリックス・バファローズの宮城大弥選手、安達了一コーチ、そして8歳から藤原を見守ってきた大先輩・横山裕、さらには実の祖母と父、母、姉からのビデオメッセージが流れ、会場は大盛り上がり!
本公演では、トロッコやフロート、そして気球とさまざまな方法で、ドームを埋め尽くすたくさんのファンのもとに、少しでも近くへ、という思いが伝わってくるほど、都度会場を駆け回る姿が印象的だ。くるくると表情を変えながら、ファンサービスをしていく彼らのキラキラとした姿は、まさに眩しい、生粋のアイドル。特に印象的なのは、巨大バルーンに吊るされた自転車で空を飛ぶ、「超巨大ちびぬいバルーン〜どっちやねん〜」でのド迫力パフォーマンス! 最高約35メートルまで上昇するバルーンで、上の方にいるファンへの配慮も忘れない。それぞれ、異なる自転車デザインで細かいこだわりがここでも垣間見えた。
センターステージに、ダンサーたちが集まり、観客を煽りながら、これまでとは少し違ったダークな雰囲気になると、道枝の「ファイナル、まだまだ騒ごうか」と声とともに、「The Answer」「Circus Night」と、彼らの色気とかっこよさで会場を支配する。鋭い視線を送ったり、挑発するような笑みを浮かべたりと、その魅せ方には思わず鳥肌が立つほど。
「アイドルって最高ですね。出会ってくれて本当にありがとうございました」と口にした西畑の言葉をはじめ、今回のドームへの思いや、今日まで歩んできた道のり、ファンへの感謝をまっすぐに伝える。そのまま、道枝が作詞を手がけた「Time View~果てなく続く道~」を全員が、歌詞を噛み締めるように、時折涙ぐみながら、歌いあげる様子は、とても美しかった。
なんと、本日のダブルアンコールでは、スギ薬局の50周年キャンペーンCMソングに起用された新曲「スキスギ」を披露! なにわ男子の可愛さを存分にアピールするようなサビの振付がかわいらしい。特に、さまざまな手遊びで作るハートの振付は印象的で、ファンに向けても「踊ってー!」といい、ファンとともに曲を楽しむ様子に、ほっこりと胸が温まった。
なにわ男子のこれまでの軌跡に触れながらも、圧倒的なアイドル性、自分たちがステージ上にはいない間の映像でも工夫を凝らし、ファンを楽しませること、そして自分たちも楽しむことを忘れないエンターテイメント力と、彼らの“沼”にますますハマってしまう要素が存分に詰め込まれた本公演は、幕を閉じた。
◆取材・文=本村あやか
◆撮影=菅 朋香

