自分たちなりの配慮は届いていなかった…
それからの数日間、わが家はお通夜のような静けさになりました。
俊也は動きたい盛りですが、できるだけ公園に連れて行って発散させて、家の中では静かに過ごせるように絵本やDVD・動画に頼りがちになりました。少しでも走ると「ダメ!」ときつく注意することになり、俊也が機嫌を損ねることもしばしば。
でも、一番のショックはその後でした。マンションのゴミ捨て場で下の階の奥さんに会い、こちらははっきりあいさつをしたのですが、明らかに無視をされてしまったのです。明らかな敵意があるのだと感じました。
「もう気にするなよ」と篤郎は慰めてくれましたが、私にとっては大ショックです。それからは自宅の中で常に忍び足で歩き、下の階の気配に怯える生活が始まってしまいました。
あとがき:崩れ去った「理想の隣人関係」
ついに表面化してしまった騒音問題。あんなに優しかったご主人の困惑した顔や、奥様の拒絶反応は、千鶴にとって刃物のように突き刺さったはずです。どんなに対策をしても、一度「騒音」と認識されてしまえば、生活音すべてが攻撃に聞こえてしまう悲しいすれ違い。
家という安らげるはずの場所が、一瞬にして針のむしろへと変わっていく恐怖と絶望が伝わってきます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

