高校時代に短期留学をしたセブ島を、今度は1st写真集『Lilas』の撮影で訪れた宮田愛萌さん。学生だった頃とは違い、大人として過ごした島での時間は、どこか新鮮に感じられたという。撮影現場で過ごした日々、仕事との向き合い方、心と体の距離感。後編では、旅と撮影を通して見えてきた「いまの自分」と、「これからの私」について話を聞いた。
(前後編の後編。前編はこちらからお読みいただけます)
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10年ぶりのセブ島で感じたこと
今回の撮影地となったセブ島は、宮田さんにとって高校生以来、約10年ぶりの場所だった。
「全然変わっていました。まずトイレがすごくきれいになっていて驚きました(笑)。当時は空港でも流せないところが多かった記憶があるんですけど、ちゃんと流せるようになってて、そこに一番感動しました。こうして大人になって再び訪れてみると、ちゃんと“旅行してる”感覚も味わえて。前回は学生だったので、学校と寮の往復がほとんど。誰かに連れて行ってもらってモールに行ったくらいでした。今回は、ショッピングをしたり、ホテルの中を気ままに散歩をしてみたり……。『私、ちゃんと大人になったんだな』なんて自分の成長を実感できたんです」

「ずーっと伸び伸びしていた」撮影現場の空気
撮影現場の雰囲気について聞くと迷いなくこう答えた。
「すごく楽しかったです。女性しかいなかったので、その辺で普通に着替えたりして。本当に伸び伸びしていました。撮影前の衣装選びにしても、自然と会話が弾みましたし、全部可愛くて、全部着たい! というのが本音。『これ、可愛いね』『どれがいいと思いますか?』とみんなで和気あいあいと相談を重ねながらフィッティングをして。気がついたらすごい数の衣装を着ることになりました(笑)」
唯一、自分から伝えたリクエストは? を聞くと、少し照れながら笑った。
「衣装やメイクではなく、『おっぱいを寄せてください』とお願いしました(笑)。『なるべく集めてください』『できるだけあればあるほどいいんで』って。それだけはちゃんと伝えさせていただきました。もう、最初から現場への不安はほとんどなかったです。顔合わせの時点から、みなさんの人柄やお仕事ぶりにも安心感しかなかった。もう全部任せちゃえ、って思ってました。任せとけば絶対に大丈夫だなって」
撮影にあたって、「新しい一面を見せてほしい」というオーダーもあった。
「“普段の私じゃない感じを撮りたい”って言われて。じゃあそれで、と思ったんですけど……正直、自分ではどこが新しいのかあまり分からなくて。27年間ずっと自分と一緒に生きてきているので、知らない一面って、そんなにないなぁと。でも、完成した写真を見てみると意外な発見がたくさんありました。新しい一面を象徴するのは笑っているカット。アイドル時代は、なぜかあまり笑顔の写真が使われなかったんです。真顔で澄ましている表情が多かったから、こんなに笑っている自分の顔がすごく新鮮でした」


