ドッグフードをものの数秒で完食する「早食い」や、食事を前にすると急に攻撃的になる「フードアグレッシブ」。どちらも犬の本能的な行動ではありますが、飼い主さんにとっては悩ましい行動です。
今回はこれらの原因・対処法や、食事の満足度を上げるポイントについて、獣医師の村田香織先生に教えていただきました。

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
自然界で生きていた時代、食べられるときに食べられるだけ、そしてできるだけ速く食べることは重要な素質でした。犬の早食いは、こうした生存本能からきていると考えられます。早食いを防ぐには、次のような対処法があげられます。
対処法(1) 知育おもちゃを使う
あっという間に食べ終えてしまう早食いは、それだけ犬の満足度も低くなります。おすすめなのは、ドッグフードを知育おもちゃに入れて与えること。苦労して得た食べ物は価値が高まり、満足度アップにつながります。
対処法(2) 早食い防止食器を使う
吐き戻してしまうコや、多頭飼いで食べるのが早いコが、まだ食べているコのゴハンを狙ってしまうケースも。こういった場合は、あえて食べにくいつくりをした早食い防止食器も有効です。
犬の狩猟本能に合わせた食事の与え方を
犬は捕食行動をする動物。嗅覚や視力を使って獲物を探し、見つけたら頭を使いながら全力で追いかけ、捕らえて仕留めます。そして引き裂いたりかじったりして食べる、というのが本来の食事方法です。
このため、フードボウルをぽんと差し出されるだけの食事では行動欲求が満たされず、退屈な時間ばかりが増えてしまいます。また「コントラフリーローディング効果」といって、動物は努力して得られたもののほうが価値を感じるということがわかっています。
大切なのは、犬の狩猟本能に合わせて“自分の力で得るという体験”をさせてあげること。以下で紹介する3つの方法を実践してみてください。
