介護中に見逃しやすい認知症の兆候|初期症状や気付いたときの対処法、具体的なケア方法を解説

介護中に見逃しやすい認知症の兆候|初期症状や気付いたときの対処法、具体的なケア方法を解説

認知症の兆候や初期症状がある方を介護するポイント

認知症の兆候や初期症状がある方を介護するポイント

認知症の兆候がみられる方を介護する際に気を付けることを教えてください

認知症の兆候がみられる場合は、ご本人が戸惑いやすくなるため、ゆっくりと関わり、理解しやすい環境を整えることが大切です。話しかける際は短い言葉で区切って伝えるなど、混乱を少なくする工夫が役立ちます。また、日付や予定がわかりやすいようにカレンダーや時計をみやすく配置しましょう。これまでとの違いに気付きやすくなるように様子を見守り、ご本人が落ち着いて過ごしやすい状況を整えることで、日々のやり取りが負担なく進めやすくなります。

すでに認知症の初期症状が現れている方を介護する際に気を付けることはありますか?

初期症状が現れている場合、できることと難しくなってきたことの差がはっきりしてくることがあります。できる部分は尊重しながら、危険や混乱が予想される場面では見守りや声かけを組み合わせ、ご本人の負担を減らす関わり方を行いましょう。否定的な言葉を避け、落ち着いて接することで不安が和らぎやすくなります。また、気持ちが揺れやすい時期でもあるため、周囲が変化に気付きやすいように、家族の間で普段の様子を共有するようにしましょう。

認知症の進行を食い止めるために介護者ができることを教えてください

認知症の進行を食い止めるためには、ご本人が日常生活で無理なく続けられる取り組みを整えることが大切です。身体を動かす習慣を保つことは認知機能の維持に役立つことがあり、歩行などの活動を生活のなかに取り入れる方法が有効です。また、睡眠の乱れは認知機能に影響することがあるため、就寝前の刺激を減らすなど、眠りやすい環境をつくる工夫も大切です。こうした取り組みを続けることで、ご本人が安定した状態を保ちやすくなります。

編集部まとめ

編集部まとめ

認知症の変化は日常のなかに紛れやすく、初期の段階では気付かれにくいことがあります。会話の様子や行動のわずかな変化が続くときは、医療機関へ相談することで、必要な支援につながりやすくなります。診察は、記憶や判断の状態を確かめる検査や画像検査を行い、ご本人に合った治療や支援を検討します。介護保険制度や地域の支援を利用することで、生活を続けやすい環境を整えることができます。また、運動や睡眠など生活の工夫も、心身の安定に役立ちます。変化に気付いたときに適切な支援につなげることが、ご本人と家族の安心感につながります。

参考文献

『認知症とは?』(日本認知症学会)

『知っておきたい認知症の基本』(政府広報オンライン)

『認知症ケア法-認知症の理解』(厚生労働省)

『あたまとからだを元気にするMCIハンドブック』(国立長寿医療研究センター)

配信元: Medical DOC

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