以前、私が受け持っていた生徒と、大人になってから再会する機会がありました。懐かしさを感じたのも束の間、その後、思いも寄らない出来事が起こります。
突然届いた訃報
再会からしばらくして、その卒業生の父親が急逝されたと聞きました。あまりにも突然の知らせに、言葉を失いました。
私は慌ててお香典を包み、お通夜に参列しました。式の場で再会した卒業生は、深い悲しみに沈んだ表情をしており、その姿を見るのがとてもつらかったのを覚えています。
届かなかったあいさつと揺れる気持ち
四十九日が過ぎても、数カ月がたっても、特に連絡はありませんでした。
「忙しいのかもしれない」「住所を書き忘れたのだろうか」など、理由をあれこれ考えてはいましたが、次第に「そもそも見返りを期待するものではない」「寄付として扱われたのかもしれない」と、自分の気持ちを納めようとしていました。

