野菜ひとつでもおいしく作れる豚汁レシピ
今回は、本書の6章「豚汁の具は野菜1つでもなんとかなる」から、2つの豚汁レシピをご紹介します。
具だくさんで下ごしらえに時間がかかり、時間に余裕がある時でないとなかなか作れない。豚汁にそんな印象を抱いている方も多いのではないでしょうか。
しかし本書で紹介されている豚汁は、「味噌汁に豚肉と野菜が1つでもあれば、それはもう豚汁です」という有賀さんの言葉通り、従来の豚汁よりもとても簡単に、しかしおいしく作れるレシピが揃っています。
豚汁のポイントは3つ。具材がごろごろしていること、野菜に味噌の味がしっかり染みていること、そして豚の脂と旨味を生かしているので、出汁を入れなくてもおいしいこと。このポイントを押さえた豚汁レシピなら、豚汁とおにぎりやご飯があればお腹が満足の食卓になりますよね。
「かぶの豚汁」のレシピ
まずご紹介するのは、かぶを使った豚汁です。かぶは火が通りやすくて調理が簡単なうえ、実と葉で二通りの食感と味わいを楽しめるのがいいところです。
味噌を二回に分けて加えることが、おいしく風味良く仕上げるコツです。先に半量を入れて具に下味をつけ、仕上げに残りを加えます。
材料(2人分)豚バラ薄切り肉…100g
かぶ…3個(大きければ2個)
みそ…大さじ2と1/2
1. かぶは葉を落とし、皮つきのまま縦4〜6等分に切る。葉は適量(約1個分)を長さ4cmに切る。豚肉は幅4〜5cmに切る。
2. 鍋にかぶの身、豚肉、水600ml、みそ大さじ1を入れて中火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらしてかけ、かぶが柔らかくなるまで10〜12分煮る。
3. かぶの葉を加えてさっと煮て、残りのみそを溶き入れてひと煮立ちさせる。
次にご紹介するのは、玉ねぎとじゃがいものカレー豚汁です。
意外かもしれませんが、味噌とカレーの組み合わせは相性ばつぐん。具材もカレーの定番野菜二つであれば十分です。
材料(2人分)豚バラ薄切り肉…150g
玉ねぎ…1/2個
じゃがいも…2個
みそ…大さじ2と1/2
カレー粉…小さじ1〜(好みで増やしてもOK)
1. 玉ねぎは4〜6つのくし形切りにする。じゃがいもは4〜6等分に切る。豚肉は幅3〜4cmに切る。
2. 鍋にじゃがいも、玉ねぎ、豚肉、みそ大さじ1を入れ、水600mlを加えて中火にかける。煮立ったら弱火にし、じゃがいもが柔らかくなるまで15分ほど煮る。残りのみそを溶き入れ、カレー粉を加えてひと煮立ちさせる。
毎日の食卓に寄り添うスープレシピ集
本書は、今回ご紹介した豚汁レシピの他にも、バラエティ豊かで、しかしどれも作りやすいスープのレシピが紹介されています。
一つ一つのレシピはシンプルで材料もそれほど多くありません。主菜、副菜とあれこれおかずを用意するより負担が少なく、疲れている時でも「これならなんとか作れそう」という気持ちになり、自炊が叶うことでしょう。
特に今の季節は、寒さで冷えた体を中から温めてくれるスープの存在がありがたいもの。疲れた日に自分をねぎらうスープ、家族に野菜をおいしく食べてもらいたいと願いを込めたスープ。生活の傍らにいてほしい、ほっと安心できる一冊です。
興味を持たれた方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。\
(撮影:福尾美雪、TEXT:菱路子)

