肉をねだる娘に「料理下手だから作れないの」と笑った母のウソ。30年後に知った『切ない真実』に「ごめんね」

肉をねだる娘に「料理下手だから作れないの」と笑った母のウソ。30年後に知った『切ない真実』に「ごめんね」

母が“料理下手キャラ”を演じた理由

母は私に貧乏だという惨めな思いをさせないために、あえて「料理が下手で凝ったものが作れない」というキャラクターを演じて、食費を切り詰めていたのでしょう。

そうして削った食費を、私の塾代や学費に回してくれていました。

家計簿の隅には「今日は娘の誕生日、奮発して鶏肉!」という文字まで……。
当時の母の覚悟と愛情を思うと、思わず涙がこぼれました。

守られていた日常への感謝

母が苦笑しながら言い続けた「料理が苦手なの」という言葉は、幼い私を守るための優しいウソでした。

あの質素な食卓は、母にとって日々の戦いの場であり、私たち家族を支えるための愛情の証だったのです。
大人になった今、その意味と母の思いがようやく分かりました。

今度は私が母を支える番。
これからは、母が自分のために笑い、美味しいものを心から楽しめる時間をたくさん増やせるよう、精一杯の親孝行をしていきたいと思っています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

提供元

プロフィール画像

ftn-fashion trend news-

誰でも気軽にオシャレになれるヒントがずらり