春先から、はっきりとは言えないものの、体のどこかに違和感があるような感覚が続いていました。痛みがあるわけでもなく、日常生活は送れていたため、「気のせいかもしれない」と、そのまま過ごしていたのです。しかし、その小さな違和感は、少しずつ私の生活に影を落とし始めました。
何げない違和感から始まった異変
自宅のソファーでリクライニングしてくつろいでいたときのことです。左足が小刻みに震えているのに気付き、初めて「おかしい」と感じました。不安になり、近くの病院を受診すると、「単なる足の震えでしょう」と言われ、薬が処方されました。
ところが、何度通院しても症状は改善しませんでした。それでも深刻には考えず、日常を続けていたのですが、ある出来事が状況を一変させます。
止まれない足、繰り返した転倒
通院の帰り道、信号が変わりそうだったため、小走りで横断歩道を渡りました。渡りきったあと止まろうとした瞬間、足が自分の意思に反して動き続け、上半身が前に突っ込むようにして転倒してしまったのです。
その約2週間後、同じようなことが再び起こりました。歩道を歩いていた際、前を歩く2人連れの女性を追い越そうと小走りしたところ、また足が止まらなくなり、転んでしまいました。このときは、顔を十数針縫うけがを負い、精密検査の結果、別の医療機関を紹介されることになりました。

