2月8日の衆院選では、最高裁裁判官の国民審査も同日に行われます。
今回審査の対象となるのは、高須順一(たかす・じゅんいち)氏と沖野眞已(おきの・まさみ)氏です。制度のポイントと、二人の経歴や扱った主な裁判を簡単にまとめました。
●「✕」が過半数ならその裁判官は罷免される
国民審査とは、最高裁の裁判官が裁判官としてふさわしいかを、国民が判断する制度です。衆院選と同じ日、同じ会場で行われます。衆院選の投票箱と国民審査の投票箱が並び、順に投票する流れです。
会場では、裁判官の名前が一覧になった用紙を渡されます。やめさせたい裁判官の欄に「✕」をつけて投票します。「✕」が有効投票の過半数だった場合、その裁判官は罷免、つまりやめさせられます。
●用紙に「◯」は書いてはならない
注意が必要なのは、「◯」をつけてはいけないという点です。やめさせたくない裁判官には「◯」をつけたくなりますが、「✕の記号以外の事項を記載したもの」は無効とされています(最高裁判所裁判官国民審査法22条1項2号)。
やめさせたくない裁判官については、何も書かずに投票用紙を投票箱に入れます(同法15条1項)。

