
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、4月末に最終巻を発売した、獣の国を支配する女王に人間たちが囚われ、仲間を守るため犠牲と選択を迫られる物語『あっ、次の仕事はバケモノ退治です』(作画・市村基さん、シナリオ・Zooさん)をピックアップ。
サイコミの公式アカウントで5月31日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、3,900以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。
さらに今回は特別に、物語の始まりが描かれる「0話」と、緊迫の展開が始まる「1話」も掲載! 初めて触れる人にも物語の世界観が伝わる内容になっている。この記事では、作画作者の市村基さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
■女王ミラと人間たちの試練

ショータローの敗北を受け、獣たちの国では新たな動きが始まる。聖騎士を失い混乱する中、現れたのはこの国を治める女王ミラだった。ミラは人間を「ペット」として扱おうとし、仲間の中から従う者を選ばせる。
拒めば命の危険もある状況で、武蔵は犠牲を覚悟する。一方で周囲の「蕩気」を吸い取る獣の存在により、戦う力を封じられてしまう人間たち。そんな中、西の魔女と呼ばれる存在も登場し、事態はさらに緊迫していく――。
物語を読んだ人からは、「先が読めないし予想を裏切られるしで全然飽きなかった最高の漫画でした!」「今一番面白い漫画」「面白いですね!」「気になってしまう」など、反響の声が寄せられている。
■「かっこいい」を追い求めた原点

――『あっ、次の仕事はバケモノ退治です。』を創作したきっかけや理由を教えてください。
初めての連載で右も左もわからず、とにかくかっこいいアクションやワクワクするものを描きたい!という気持ちを担当さんに伝え、つきっきりでサポートしていただきながらプロットやキャラクターを作っていた記憶があります。
――本作のキャラクターはどのように生み出されたのか、教えてください。
アオハルは自分自身を投影したキャラクターで、ルカは当時の自分が「かっこいい」と思うものを詰め込んだ存在です。
僕の作品のキャラデザインは、中高生の頃の自分に刺さるようなデザインが基準になっている気がします。子供の頃からルカのような少年や、ムキムキの化け物のような絵ばかり描いていました。
――作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
とにかく見やすさ、分かりやすさを重視しています。さらに筋肉を描くのが好きなので、筋肉の作画には特にこだわりがあります。ただ、まだ自分の理想通りには描けていないため、今後も研究を続けていきたいと思っています。
――本作の中で特に思い入れのあるシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
たくさんありますが、特に思い入れがあるのは単行本3〜4巻あたり、アオハルが魔界に行ってから帰ってくるまでの話です。アオハルが骸獣に飼われてボロボロになっていた時期、僕自身も連載スケジュールが厳しく、心身ともに消耗していました。
そしてアオハルが筋トレでムキムキになっていくのと同時に、僕も筋トレをして10kg以上増量しました。描いている自分とアオハルがリンクして、とても気持ちのこもったネーム・作画になったと思います。
――物語を展開していくうえでこだわっている点や特に意識している点がありましたら教えてください。
zooさんに書いていただいたシナリオを、最も面白く、より魅力的に描けるよう演出やコマ割りを意識しています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
『あっ、次の仕事はバケモノ退治です。』を読んでいただきありがとうございます。読んでくださる方がいなければ完結まで描き切ることはできなかったと思います。本当に感謝しています。これからも時々読み返していただけたら大きな励みになりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

